ラーシド
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ラーシド(? - 1138年)は、アッバース朝の第30代カリフ(在位: 1135年 - 1136年)[1]。
生涯[編集]
第29代カリフ・ムスタルシドの子[1]。1135年に父が暗殺されたために跡を継ぐが、父と同じようにセルジューク朝からの独立を計画して失敗し[1]、1136年に叔父のアル=ムクタフィー・リ=アムルッラーにカリフ位を譲ることを余儀なくされる。その2年後に暗殺された。
アッバース朝が1258年に滅亡した後、一族はエジプトのマムルーク朝に逃れてカリフ位を伝える事になるが、カイロ・アッバース朝の第2代カリフであるハーキム1世はラーシドの子孫である[1]。