ムスタルシド

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ムスタルシド1092年 - 1135年)は、アッバース朝の第29代カリフ(在位: 1118年 - 1135年)[1]

生涯[編集]

第28代カリフ・ムスタズヒルの子[1]。1118年に父が死去したため跡を継ぐ。宰相を投獄して実権を奪おうとしたが、セルジューク朝マフムード2世から新たな宰相を付けられ、その宰相から実権を奪うために再度反乱を起こしたが失敗した[1]。マフムード2世が死去するとセルジューク朝で反乱が起き、アレッポ太守だったイマードゥッディーン・ザンギーと協力してモースルを包囲し攻撃する[1]。さらにセルジューク朝に対する攻勢を強めようとしたが、軍隊がムスタルシドから離反すると捕らえられて投獄され、最後は密偵によって暗殺されたという[1]。享年44。

跡を子のラーシドが継いだ。

脚注[編集]

  1. a b c d e 小和田『世界帝王事典』P92

参考文献[編集]