ヨセフ・トランペルドール
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ヨセフ・トランペルドール( יוֹסֵף טְרוּמְפֶּלְדוֹר )とは、イスラエル建国の父と呼ばれる人物である。ロシア系ユダヤ人。別名、片腕の英雄。
人物[編集]
1902年、軍隊に入って活躍すれば差別されなくなると考え、ロシア軍に志願。
1904年、日露戦争で片腕を失う。
大阪の捕虜収容所に入れられるが、日本側の配慮により建物が宗教別になっていた。ロシアでは公然と行うことができなかったユダヤ教の行事を収容所では行えたのであった。ユダヤ教最大の祭である過越の祭を行いたいと収容所の所長に話すと、所長は横浜のユダヤ人団体から必要なものを調達してくれたのであった。これらのことを通じて彼は自分がロシア人ではなくユダヤ人なのだという自覚を強めていったという。
収容所内に学校を作り捕虜たちにロシア語の読み書きを教えた。この働きが明治天皇の耳に入り、彼は皇居に呼ばれ表彰されたのであった。
その後、彼はロシアに帰って仲間を募りパレスチナに入植。農民兼民兵となる。
1915年、シオン・ミュール隊を結成。これはイスラエル防衛軍の始まりとされている。
1920年、アラブ人との戦闘で死んだ。