メシウマン

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メシウマンとは、救世主である。「メシウーマン」もいる。

概要[編集]

「冷蔵庫を開けて一分三十秒以内に『作れるな』という算段が立って、面子と腹具合に配慮して飯が出てくる」という、現世利益重視の存在である。いわゆる霊能者のうち、ニセモノにもっとも嫌われるタイプの人物である。

人間生活との関わり・利用[編集]

大学の理工系の学部の研究室に一人いると、崇拝されることが多い。
男だとつまらんので、メシウーマンを例に取る。
だいたいが成績優秀で、「あのさぁ、そんな食生活してて、マトモな研究ができると思ってんの!?」とか言っちゃうイタリアのママを想像していただきたい。
とりあえず湯を沸かす(これを「無駄湯」という。必ず「ヤカン」)で沸かしてから電気ポットに移す。同時に米を研ぐ。でもって具材あるいはオカズを探す。「ここにはもないの?」とか言っちゃう。調理用の計量匙は必須であり、文化包丁とかも持ってくる。もちろん包丁はキトキトに研がれているのである。
で、「冷めないうちにさっさと食え。不味かったら、正直に『どこが不味かったか』を言え」と、あくまで高圧的である。それが心地よくて「もっと責めて」と信者になる奴も多い。
「貴様は男のくせに包丁ひとつまともに砥げないのか?」「麺茹では大きな鍋を使えと言っただろうが!」。「なべつかみは乳に紐を通して頸にかけるっ! 利き手が四角いほう、利き手じゃないほうは手袋型っ!」「なぜですか」「菜箸が使いにくいだろうがっ!」。
一ヵ月もしないうちに担当教授が敬語を使うようになる(笑)。

参考文献[編集]

  • 「軍隊調理法」
  • 坂本廣子『ひとりでも食べっきり上手 ― これならなんでも食べられる』(農文協)

脚注[編集]

関連作品[編集]

  • 『まかない君』

関連項目[編集]