なべつかみ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

なべつかみは台所用品のひとつである。素材は木綿布と木綿綿であることが多いが、グラスウールなどが入った断熱効果が高いものが推奨されている。利き手用の四角いものと手袋的なものがセットになっており、紐で繋いで肩に掛けるように乳(ち)がついている。

概要[編集]

断定に足る確たるエビデンスはないが、どうやら日本に由来するらしい。
利き手側が四角いのは、「菜箸を使うため」であり、「すぐに手を放してもいい」ように乳がついたと思われる。
「利き手ではないほうで使う手袋的なもの」は英国で「民衆の手袋(folks glove)」と呼ばれていたものらしく、それが誤伝されて「キツネノテブクロ」というジギタリスの和名ができたという。
いわゆる「ミトン型」のなべつかみ[1]よりも、通称「ワニ型」(「サメ型」「ヘビ型」とも)のほうが使いやすいという。いわゆるミトン型で右利きと左利きでは使う面が裏表が逆になる[2]になるため、ユニバーサルデザイン的に問題があるという評価もあるので、こちらが採用されることも多い。

中華鍋[編集]

いわゆる中華鍋は両手鍋である広東鍋という両手鍋と北京鍋という片手鍋に分類されるため、その両方を使いわけるために、なべつかみは日本で発明されたという説がある。

参考文献[編集]

  • 坂本廣子『ひとりでも安心手料理【炎のない調理のすすめ】』(農文協、1993)。

脚注[編集]

  1. 「いちばん使いにくい」と言われている。
  2. 「ガシッとつかみやすい」という。