ヤカン
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ヤカン(薬缶)とは、本来は薬を煎じるための陶製の火にかけるための器であったが、現在では金属製の湯沸かし器をいう。
概要[編集]
英語で「ケトル」。アルマイトやアルミニウム製のものが一般的であったが、IHが普及してから鉄製のものが見なおされつつある。なお、南部鉄瓶は鋳鉄製なので、IH でも用いられる。
人間生活との関わり・利用[編集]
困ったことに、電気で加熱すると湯が「おいしくない」。水は無味無臭のはずだが、強火で沸騰させないと不思議なことに違いが出る。したがって、電気ポットに入れる湯は薬缶で煮たてたものを使うと、茶を淹れるときの味が違ってくる。いわゆる茶釜も鋳鉄製なので、IH(電磁誘導加熱(Induction Heating)、つまり電磁調理器)で加熱するには適している。 鋏と同じく右勝手と左勝手があり、一般的な薬缶は左勝手であって左手で持つようになっている。より正確に言うと、蓋が左勝手であり、「蒸気口が注ぎ口を向こう側にしたときに向かって右側に来て、蓋の手前側が出っ張っている」ことをいう。これを無視すると蒸気で火傷したり、いきなり蓋が外れて熱湯をぶちまけたりするのだが、無視している人が多いのは。嘆かわしいことである。
脚注[編集]