ムスタズヒル
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ムスタズヒル(1078年 - 1118年)は、アッバース朝の第28代カリフ(在位: 1075年 - 1118年)[1]。
生涯[編集]
第27代カリフ・ムクタディーの子[1]。1094年に父が死去したため跡を継ぐ。国政に興味を持たず、領内では争いが起こり、シリアには第1回十字軍が現れるなど苦難続きで、1099年にはエルサレムに十字軍が侵攻して住民が虐殺され、伝道師らによりこの悲劇がムスタズヒルに伝えられたものの、アッバース朝やセルジューク朝では深刻な内紛のためエルサレム奪回に向かう余裕はなかった[1]。アレッポでも暴動が起きたが、ムスタズヒルは対応できなかったという[1]。
1118年に死去し、跡を子のムスタルシドが継いだ。享年41。