ムクタディー

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ムクタディー1056年 - 1094年)は、アッバース朝の第27代カリフ(在位: 1075年 - 1094年)[1]

生涯[編集]

第26代カリフ・カーイムの孫で[1]、1075年の祖父の死去により跡を継ぐ。セルジューク朝の第3代スルタンマリク・シャーと良好な関係を築き、セルジューク朝の勢力拡大を利用してカリフの権威の拡大に努めた[1]。セルジューク朝もアッバース朝との関係を重視し、ムクタディーと縁戚関係を結んだ[1]。これによりアラビア半島ファーティマ朝からセルジューク朝が奪っているが、この縁戚関係はやがて破綻し、激怒したセルジューク朝はムクタディーに隠居するよう強制し、ムクタディーはその後すぐに死去したという[1]。享年39。跡を子のムスタズヒルが継いだ。

脚注[編集]

  1. a b c d e 小和田『世界帝王事典』P91

参考文献[編集]