マーティン・グラバーマン

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マーティン・グラバーマン英語:Martin Glaberman,1918年12月13日 - 2001年12月17日)は、アメリカ合衆国のマルキシストの労働運動家、歴史家。ウェイン州立大学名誉教授。

経歴[編集]

コロンビア大学の経済学の修士課程を中退後[1]デトロイトで自動車工となり、20年間職場で労働運動を続けた[2]。1940年、C・L・R・ジェームズ(ジョンソン)とラーヤ・ドゥナエフスカヤ(フォレスト)による「ジョンソン-フォレストグループ」に加入した[3]。このグループはソ連を「堕落した労働者国家」と規定するトロツキスト社会主義労働者党から分裂し、ソ連を国家資本主義社会と規定した急進左派のグループである。グラバーマンらは前衛党を否定し、1956年ハンガリー革命の労働者評議会に社会変革の大きな希望を見出した[1]

1950年、「ジョンソン-フォレストグループ」はトロツキスト運動から離れ、「通信・出版委員会」として知られるようになった。このグループの多数が1955年にドゥナエフスカヤを支持して「ニュース・通信委員会」という新グループを結成するという大きな分裂を経験したとき、グラバーマンはジェームズと共に通信グループに忠実であり続けた。ジョンソンは通信グループに亡命先のイギリスから助言を与えた。1955年に大多数がドゥナエフスカヤを支持したのか、それともジェームズを支持したのかは依然として論争の的になっている。グラバーマンは大多数がジェームズを支持したと『New Politics』誌上で主張したが、歴史家の Kent Worcester はジェームズの重要な伝記の中でその反対を主張した。

1962年、Grace Lee Boggs、James Boggs、Lyman Paine、Freddy Paine が「通信・出版委員会」から第三世界論の方へと分裂したとき、グラバーマンと他の少数の活動家はジェームズに忠実であり続け、主にデトロイトでジェームズの遺産を継続するための新グループを結成した。グラバーマンは効果的に運営するには小さすぎると感じたため1970年にジェームズの意に反して解散を提案するまで、新グループ「Facing Reality」の主要メンバーであり続けた。彼は亡くなるまで幅広く執筆と出版を続け、70年代にジェームズの著作を出版するため出版社 Bewick Editions を設立した(現存せず)。彼は亡くなるまでの長い間、『New Politics』誌のスポンサーであり、ポール・ビュールらと共に『Radical America』誌の副編集長を務めた。

グラバーマンはデトロイトの急進的なサークルでは伝説的な人物と見なされており、1968年に結成された Dodge Revolutionary Union Movement 及び1969年に結成された革命的黒人労働者同盟で主要な役割を果たす活動家に影響を与えた。60年代に工場の仕事を辞め、中断していたアカデミック・キャリアを再開した。デトロイト大学で修士号、Union Graduate School で博士号を取得し、ウェイン州立大学の教授となった。1989年に退職してからも、パートタイムで教え続けた[1]

文献[編集]

著書[編集]

  • Wartime Strikes: The Struggles Against the No-Strike Pledge in the UAW during World War Two (1980)
  • Marxism for Our Times: C.L.R. James on Revolutionary Organisation (1999) (編著)

パンフレット[編集]

Personal Papers, Archives[編集]

The Martin and Jessie Glaberman Papers at the Walter P. Reuther Library in Detroit, Michigan contain over 30 linear feet of archival material related to the life and work of the Glabermans. Documents, "reflect their many years of involvement in the labor, civil rights and women's movements. Material includes correspondence, radical publications, speeches, and interviews on their involvements and interests such as the Correspondence Publishing Committee/Company, C.L.R. James and the Socialist Workers Party." The collection is open for research.

出典[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 We Remember Marty Glaberman”. Department of Interdisciplinary Studies Website. ウェイン州立大学 (2001年). 2016年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  2. こぶし書房のツイート(2015年5月18日)
  3. マーティン・グラバーマン こぶし書房

参考文献[編集]

  • Kent Worcester, C.L.R. James: A Political Biography (Albany: State University of New York Press, 1996)

外部リンク[編集]