マンリン書店
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マンリン書店は、愛知県豊田市足助町新町2にある書店。正式名称は蔵の中ギャラリー マンリン書店。
歴史[編集]
建物は江戸時代から続く呉服屋だった。この呉服屋の屋号は「万屋」(よろずや)であり、当主は代々「林右衛門」(はやしうえもん)を名乗っていた[1]。1930年に書店としてマンリン書店が開店した[2]。屋号の「万」と当主の「林」を音読みしたものを名称としている[1]。1985年に改修を行い、第4回愛知県まちなみ建築賞を受賞している[3][4]。現在の2代目店長は、深見寿美子&深見冨紗子姉妹。
特色[編集]
間口6メートル、奥行き約40メートルの細長い敷地にあり、もっとも北側の土蔵はギャラリーとなっている[4]。
マンリン書店の東側には、白壁と板壁で囲まれたマンリン小路が南北に伸びており、この路地はマンリン書店に由来している[4]。足助町には足助大橋近くにセブンイレブンとファミリーマートが1軒ずつあり、また豊田市中心部とのアクセスも良好なため、地元の書店の客足は鈍っている[2]。ベストセラーや健康マニュアル本などを置くのはやめ、実用書、郷土書、児童書などを中心としている[2]。両コンビニで取り扱っている雑誌やマンガの取次もやめている[2]。カフェが併設されている[2]。
なお足助市街地には、マンリン書店と同様に歴史的建築物で営業する書店の白久商店(はくきゅう/はっきゅうしょうてん)もある。白久商店の創業は文化12年(1815年)である。
脚注[編集]
- ↑ a b マンリン書店 足助観光協会
- ↑ a b c d e 耕す書店14 マンリン書店 季刊地域
- ↑ 第4回愛知まちなみ建築賞: マンリン書店「蔵の中のギャラリー」 愛知県
- ↑ a b c マンリン書店「蔵の中ギャラリー」 アーキトラスト 上杉建築研究所