マラリア
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マラリアとは、寄生性の原生生物の一種であるマラリア原虫 (寄生虫ではない)の感染で発症する病気である。
概要[編集]
感染者の血を吸った蚊(ハマダラカの雌)が媒介する。熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、四日熱マラリア、卵形マラリアの4種類の原虫がおり、それぞれ症状が異なっている。熱帯・亜熱帯地域の発展途上国を中心に流行しており、2019年現在までにおける近年の死者数は年間で40万人に及ぶと言われている。多様な対策が進められており、治療薬剤耐性マラリアや殺虫剤耐性ハマダラカの出現で新たな困難に直面しており、有効なワクチンの実用化が切望されている。
関連項目[編集]
- 梅毒
- 戦争マラリア - 第二次世界大戦中に沖縄県(特に八重山諸島)で発生した集団罹患
- マラリア原虫
- 鶏マラリア
- 抗マラリア剤
- マラリアの歴史
- World Community Grid:多重薬剤耐性マラリアの治療薬探索のための分散コンピューティング
- 熱帯医学
- 輸入感染症
- キナノキ
- 塩酸キニーネ
- ハマダラカ
外部リンク[編集]
- Malaria, Fact sheets - 世界保健機関
- Malaria - WHO Regional Office for South-East Asia
- Malaria - アメリカ疾病予防管理センター
- マラリア予防 Poket Guide 2017(PDF) - 国立国際医療研究センター
- マラリア MSDマニュアル プロフェッショナル版
- 輸入感染症各論マラリア - 東京大学医科学研究所
- 鈴木守、相川正道、日本におけるマラリア研究史(PDF) 日本における寄生虫学の研究 第6巻, 1999
- 「赤血球はマラリア原虫の侵入に抵抗できるか」 『膜』 2006年 31巻 5号 p.253-257,