マサイキリン

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マサイキリン
分類
鯨偶蹄目
キリン科
キリン属
マサイキリン
亜種マサイキリン
名称
学名Giraffa tippelskirchi tippelskirchi
(Matschie, 1898)
和名マサイキリン
英名Masai Giraffe
保全状況
IUCNレッドリスト絶滅危惧種 (IUCN 3.1)


マサイキリンとは、キリンの一種である。

形状[編集]

淡黄褐色の地に星状の斑紋がある。

体長は350~480cmで、体重450~1900kg。 

生態[編集]

タンザニアと南ケニアに生息する。

一夫多妻である。妊娠期間は14~15か月で、1産1子。

アミメキリンと一緒に飼育すると交雑することがある。

分類[編集]

1898年にドイツの動物学者Matschieによって新種記載されGiraffa tippelskirchiという学名が付けられた。

長らくキリンの亜種であると考えられていたが、2016年にキリンは4種であるという論文が発表され、マサイキリンは独立種であり、キタローデシアキリンはマサイキリンと同種別亜種であるとされた。

2021年の研究でも、ゲノム解析の結果から独立種とされている。

人間との関係[編集]

タンザニアの国獣である。

2019年時点での個体数は3万5000頭と推測され、30年前に比べ、半数近くになっている。

日本では、九州のみで飼育されており、熊本市動植物園フェニックス動物園平川動物公園で見ることができる。