ファド
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ファド(Fado)とはポルトガルの歌謡曲の一種である。
概要[編集]
「運命・宿命」を意味し、情感として「サウダーデ(郷愁)」を大切にする。大航海時代の別れがベースになっている。感情をこめて歌い上げる歌唱法はポルトガルの演歌とも言われている[1]。
19世紀のリスボンで始まった。ポルトガルの植民地でもあるブラジルでアフリカ人奴隷が歌ったのが始まりだとされている。しばらくはリスボンの庶民層の人々に愛好されていたが、やがてポルトガルを代表する文化に上り詰める。2011年にはユネスコの無形文化財に登録される[1]。
演奏形態[編集]
ファドの演奏者はファディスタ(Fadista)と演奏者のギターラ(Guitarra)ビオラ(Viora)である。ギターラは主としてポルトガルギターを愛用している[1]。
主な歌手[編集]
- アマリア・ロドリゲス(Amália Rodrigues)
- カルロス・ド・カルモ(Carlos do Carmo)
- マリーザ(Mariza)
- アントニオ・ザンブージョ(António Zambujo)
- アナ・モウラ (Ana Moura)
余談[編集]
漫画家のいしいひさいちがファド歌手を目指す女の子の漫画『ROCA 吉川ロカ ストリートライブ』という同人誌を2022年8月2日から販売を始めている。
脚注[編集]
- ↑ a b c PortugalTravel ポルトガル音楽のファドってなに?楽しみ方から有名歌手も紹介!2023年11月3日閲覧。