バーバリライオン
バーバリライオン | |
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分類 | |
界 | 動物界 |
門 | 脊椎動物門 |
綱 | 哺乳綱 |
目 | 食肉目 |
科 | ネコ科 |
属 | ヒョウ属 |
種 | ライオン |
亜種 | Panthera leo leo |
個体群 | バーバリライオン |
名称 | |
学名 | Panthera leo leo |
和名 | バーバリライオン アトラスライオン |
英名 | Barbary Lion North African lion Berber lion Atlas lion Egyptian lion |
保全状況 |
バーバリライオンとは、ライオンの亜種であるPanthera leo leoの個体群である。
概要[編集]
体色は暗黄褐色。たてがみは、長く肩を越えて背中や腹にまで伸び、黒色である。胸から腹には黒茶色の長毛がある。
最大で、体長4m、体重300Kgになる。
形態や遺伝子的には、バーバリーライオンは西アフリカと中央アフリカ北部に生息するライオンと大きな違いはない。
ローマ帝国で剣闘士の戦いの際に利用された。「勝利者の象徴」と考えられており、シーザー皇帝は400頭のバーバリライオンを飼育していた。
生態[編集]
北アフリカのバーバリ地方からエジプトの森林、森林地帯、低木地帯に生息していた。
バーバリーシープなどの大型哺乳類を食べる。
絶滅[編集]
ローマ時代の時には既に個体数が減少していた。捕獲された個体はローマへと送られていた。
ローマ時代以降にも貴族の遊びのために「ライオン狩り」が行われた。
19世紀半ばになると、報奨金が賭けられるようになり、バーバリーライオンが大量に殺された。
1920年代以降、群れではなく単独行動が観察される頻度が高くなった。
1830年代には、地中海沿岸や人里近くでは既にライオンが居なくなっていた可能性がある。アルジェリアでは1960年代初頭まで、モロッコでは1960年代半ばまで小さな群れが存続していたと考えられる
1942年にアトラス山脈のモロッコ側にあるティジ・ン・ティチカ峠付近で最後のバーバリーライオンが射殺された。またアルジェリアでは1956年にベニ・オルティラン地区でバーバリーライオンが目撃されている。
再発見[編集]
1996年にバーバリライオンに類似しているライオンが3体発見された。
2007年には純血種と思われる1体のライオンが保護された。
ヨーロッパ各地の動物園では、バーバリーライオンの遺伝子を持っているライオンが飼育されている。
ムハンマド5世の私的動物園で飼われていたライオンは、純血のバーバリライオンであると判明している