ウィキペディアの生真面目ユーザーたちがバーゼル条約の項目をおカタく解説しています。 |
バーゼル条約(バーゼルじょうやく)とは、有害物質を含んだ廃棄物の国際的な移動を規制する条約のことである。1980年代に有害廃棄物が先進国から発展途上国へ運び込まれ、環境汚染を引き起こす事例が相次いだため、国連環境計画(UNEP)で議論が始まり、1989年にスイスのバーゼルで採択され、1992年に発効した。日本や中国など186カ国と欧州連合(EU)が加盟している。条約改正には全会一致が原則とされているが、それが困難な場合には締約国会議の投票で4分の3以上の賛成があれば採択されることになっている。