ハヌマーン
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ハヌマーンは、インドの英雄叙事詩「ラーマーヤナ」に出てくるヒンドゥー教の神様である。孫悟空のモデルになったとも言われている。
概要[編集]
「ラーマーヤナ」ではラーマ王子に仕える忠実な家臣の立場で、かつ凄い特殊能力の持ち主で体を巨大化したり縮小したり自由自在で、ランカーの街を滅ぼしたとされる。
風の神ヴァーユが父親である。ハヌマーンは太陽を果実だと思い太陽神スーリヤに近づき怒った雷の神インドラに顎を砕かれて死んだ。その後シヴァ神の力によって復活する[1]。
その後、火の神アグニからは火からの防御を与えられ、水の神ヴァルナからは水からの防御を与えられ、父親であるヴァーユからは風からの防御力を与えられる[1]。
最後にヴィシュヌからガダという武器をいただき、ブラフマーからは遠方に行ける能力をもらった[1]。
インドでは格闘技の神様で、サディサティから逃れるためにハヌマーンに帰依するとよいとされている。
ハヌマーン・チャリサ(讃美歌みたいなもの)を100回唱えると、ご利益があるとインド系スピリチュアル実践者の間では話題になっている。
礼拝の仕方[編集]
火曜日に赤い服、土曜日に黒い服を着て、各しきたりに従ってプージャをするとよいとされている。ただし、経験者の指導に従って取り行わないと罰が当たると言われている。
礼拝のさなかにハヌマーンシンドゥール(クムクム)と言われている朱色の粉を水に溶いて、神像の額に付けるとよいとされている。
余談[編集]
タイ版のウルトラマン映画には正義の味方側としてハヌマーンが出てくる。
脚注[編集]
- ↑ a b c 雑学サークル ハヌマーンとは?『ラーマーヤナ』での活躍や孫悟空との関係など解説2023年10月27日閲覧。