ハイブリッド気動車

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ハイブリッド気動車とは、鉄道においてエンジン動力と蓄電池動力を併用した合いの子気動車である。本項ではハイブリッド機関車についても解説する。

概要[編集]

自動車におけるハイブリッド車に遅れて日本で登場した。

自動車では、速度によって動力を切り替える「パラレルハイブリッド駆動」が多く用いられるが、鉄道で駆動方式をパラレルハイブリッドやマイルドハイブリッドにした気動車は日本で試験のみ行われた。特にパラレルハイブリッドはJR北海道が開発着手したものの中止した経緯のある方式である。

鉄道車両では、エンジンで電気を起こすと共に、モーターを発電機として、ブレーキによって生じるエネルギーを蓄電池を用いて貯め、特に起動時の電力を賄うことで、走行に使う動力を電気に統一した「シリーズハイブリッド駆動」が用いられ、事実上の標準となっている。従って、エンジンアシスト以外は電車とパーツは同じなので、制御・付随車を電車と共通にしたり、電化区間でエンジン駆動を停止して、電車と併結して、モーター駆動や電力回生のみを行うことも可能と思われるが、現状はそうした運用はされていない[注 1]

日本国内においては、国土交通省通達で、電車用の甲種電気車運転免許、気動車用の甲種内燃車運転免許所持者とも不足分の講習や訓練を受けることで、免許を両方持たなくても乗務可能である。

日本国内での形式[編集]

備考: S=シリーズハイブリッド P=パラレルハイブリッド M=マイルドハイブリッド T=試験車

JR北海道[編集]

JR東日本[編集]

JR東海[編集]

JR西日本[編集]

JR九州[編集]

JR貨物[編集]

その他[編集]

関連項目[編集]

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  1. 車号付番については、JR東海がHC85系で電車と同一にした。