ディスコミュージック
ディスコミュージックとは、ディスコで踊るために作られた楽曲全般を指す。
概要[編集]
いつごろ作られたかははっきりしないが、1975年頃は全盛期になっていたような気がする。フジテレビの『ひらけポンキッキ』でもヴァン・マッコイの『ハッスル』をベースにした『ハッスルばあちゃん』がヒットしたり、全日本プロレス中継でジャンボ鶴田の試合動画にバンザイの『チャイニーズ・カンフー』がBGMとしてかかっていたりしていた時代である。
リック・ディーズの『ディスコ・ダック』が1976年で、アメリカンチャートのトップ10にランクイン。この時期にはすでに定着していたと思える。
最初は黒人音楽の原点「ソウル・ミュージック」と被るような形で発展してきた。その頃のヒット曲のタイトルに『ソウルこれっきりですか』『ソウルドラキュラ』『ソウルフランケンシュタイン』など、ソウルを冠した物が多い。
やがて、アラベスクやボニーMに代表されるミュンヘンサウンドのブームが起き。続いて映画『サタディ・ナイト・フィーバー』の大ヒットにより定着する。
その後、SFブームへと切り替わるがミーコがSF映画の楽曲をディスコサウンド風にアレンジしていた。
どうしても地域差を考えなければならないのだが、北海道が特殊すぎてディスコミュージックのヒットは長く続いている。1980年代にも、LTDの『キッキン・バック』などがヒットしていた。
そして、マイケル・ジャクソンが『スリラー』で一大旋風を巻き起こすのである。他にはバナナラマやまんじゅう食いながら歌っているような声のリック・アストリーなどがいたが。ディスコで踊られる曲はユーロビートへと移り変わっていった。
代表的ディスコミュージックアーティスト[編集]
その他[編集]
意外なアーティスト[編集]
- ABBA『サマー・ナイト・シティ』
- ディビット・ボウイ『レッツ・ダンス』
- ローリング・ストーンズ『ミス・ユー』
- バリー・マニロウ『コパカバーナ』
- キッス『ラビン・ユー・ベイベー』
- 「セサミ・ストリート」のアーニーとバート。『セサミ・ストリート・フィーバー』というCDアルバムあり。アーニーは「ラバー・ダッキー(アヒルちゃん)」という曲のメイン・ボーカル。
企画もの[編集]
- 『ディスコ・スペースインベーダー』
- 『ディスコ・お富さん』
映画[編集]
- 『カー・ウォッシュ』
- 『サタディ・ナイト・フィーバー』
- 『イッツ・フライディ』
関連語句[編集]
その他[編集]
週休二日制が一般化する以前では「土曜の夜」に行われることが多かったが、本来「安息日(サバト)」は土曜日であり、ユダヤ教の歴では「日没までが一日」なので、「金曜日は定時上がりでディスコ」が一般化した。「TGIFing」という言葉もでき、「TGIF」は「神様、ありがとう。今日は金曜日だ!」の意。