チンチロリン

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チンチロリンとは、「チンチロ」ともいい、ダイス三つを使ったゲームである。

概要[編集]

一般的には「サイコロ博打」の一種とみなされるため、法律によって警察の取り締まりを受けることがままある。
とはいえサイコロ博打はルネ・デカルトが創始した確率論のきっかけにもなったという来歴があり、「勝負の途中でガサ入れを喰らったときに、掛け金をどう配分するか」ということから確率論やゲーム理論が発展した。

人間生活との関わり・利用[編集]

教育的な意味があるため有益ではあると思うのだが、「博打」とみなされて社会的なバッシングを受けるため、「公式ルール」というものが定まっておらず、ルールブックもないため「やってみればわかる」程度の説明しかされていない。そのため「公式ルール準拠のパソコンゲーム」をプログラミングしようと思っても仕様が定まっていない[1]

プレイヤー、用具と用語とルール[編集]

プレイヤー数は二人以上だが、多くて五人か六人だろう。「胴元」あるいは「銅」と呼ばれる「親」がいるが、貸元が別にいないとオケラになったときに不自由である。

用具[編集]

サイコロ三つ、鉢が用いられる。べつに茶碗でもいいが、陶製の茶漬碗などもよい。切立丼(きったちどん)の黒がオススメである。

用語[編集]

  • アラシ
  • ゾロ
  • ションベン
  • ヒフミ
  • シゴロ
  • ピンのアラシ
  • 親の総取り

ルール[編集]

最初に「親」を決める。上から見て反時計回りに親は移動する。このシステムを「廻り胴」という。時計回りだと「泥棒回り」という。
親は見せ金を詰み、子は掛け金を積む。ゲームの用語としては「ベット」という。
親は三回まで賽を振れる。ただし 1-1-1ピンのアラシが出れば親の総取り(しかも五倍付け。確率は1/216)であり、4-5-6(シゴロ)は親の総取りで倍付け。
1-2-3が出ると親の総払い(しかも倍付け払い)となる。このあたりは確率計算してみよう。「役なし」は子が即負けするかションベン(賽が鉢からこぼれる)しないと勝ちようがない。

ここまでは即座に勝負がつくので、ここからが親と子の勝負である。

子は三回まで賽を振れる。このあたりのルールは若干曖昧である。この先は「どっちの役が強いか」の話になる。「三回までは振れる」というのがミソであり、1回以上3回以下ならいつでも勝負ができる。
さぁ、期待値はどっちが上か?

理論[編集]

そんなわけで確率論の話になるのである。

脚注[編集]

  1. というか、パソコン相手だとパソコンは出目をいかようにも操作できるので、乱数の性質とかいったややこしい話になる。

関連作品[編集]

関連項目[編集]

  • 由利徹 - 「チンチロリンのカックン」の持ちギャグがあり、野球のファンファーレにも使われる。

参考文献[編集]

外部サイト[編集]

その他[編集]