茶漬碗
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茶漬碗(ちゃづけわん)とは、「普通のごはん用の茶碗よりも大きいが、丼ほどは大きくない」というサイズの食器である。
概要[編集]
「小丼(こどんぶり)」ともいうが、微妙に形は違い、給食用や病院用の食器や立食いそば・うどん屋のセットメニューにあるような丼物の「小」の器は小丼である。
人間生活との関わり・利用[編集]
「不昧公」こと松平治郷(松江藩主)は茶の湯(茶道)においても著名であるが、汁かけご飯(ぶっかけ飯)を好まれ、『鯛めし』の命名も公によるという。 「鯛そぼろ・卵の黄身と白身・大根おろし・海苔・わさび等をご飯の上に乗せて、だしを注いでお茶漬けのように頂く」というスタイルを生みだしたのも公であるという。利休好みの黒釉の井戸茶碗(茶の湯に用いるサイズである)は確かに理に適っているが、これが名物茶碗だったりしそうだから怖い。たしかに「器は使ってなんぼ」ではあるのだが、わしら貧乏人は気おくれする。
ちなみに石州流は家元制を取っておらず、皆伝の免許状が与えられるだけであるとか。何が書いてあるかというと、「皆伝につき生涯勝手」だそうである。こういう師であったら、「いえ、まだまだ教わり足りないことがあるので、しばし免許状はお預かりください」と畳に額をこすりつけるくらいのことは喜んでしたくなる。