プログラミング

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プログラミングとは、現在ではコンピュータープログラムを開発する行為のことと認識されている。
それはそれで特に問題はないが、「プログラム」とは、「前もって - 書く」ことを意味するので、「まだ実現していないことを実現するために、計画・立案して書面とし、それを作業者間に公布して共有する」という本義を忘れてはならない。

概要[編集]

一般的には、コンピュータープログラミングの略とされる。いわゆる「式次第」を「次第書」として書面化するのはれっきとした「プログラミング」だが、それはプログラミングとは普通は云わない。
現在では、プログラミングといった場合は、ほとんどがプログラミング言語を使ってソフトウェア的なプログラムを作ることを指す。設計情報を元にソースコードをファイルに入力していくことを、コーディングという。コーディング以外もプログラミングの一部である[1]
古くは、部品の組み合わせや配線の組み替えによってプログラムを組んでいたこともあり、これらも広義のプログラミングである。
ストアードプログラム方式になってからも、専用紙にプログラミング言語でコードを書き、それを元にパンチカードに穴を開け[2]、それからそのカードを入力装置を使ってコンピューターに読み込ませる、という作業が必要だった。
現在では、コーディングに限らず、ビジュアル的に操作できてビルドや自動テストを統合的に扱える統合開発環境があり、プログラミング環境は格段に快適になった。
2019年現在では、個人で使うには十分な機能を持った無料で入手できる開発環境が多数ある。
ソフトウェア開発工程には、プログラミング工程と呼ぶものがある。

脚注[編集]

  1. 後述の通り、紙にソースコードを書くこともコーディングになる。しかし今では紙に書くことは稀、というか、訓練であっても、紙に書くくらいならキーボードでタイプを繰り返した方が効率がいい。また、極端な例であるが、頭の中でソースコードの原型を書いておき、実際にファイルに書いていくのはコーディングである(と思う)。
  2. 今でいうコーダーのように、キーパンチャーという職があった。

関連項目[編集]