激走戦隊カーレンジャー
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激走戦隊カーレンジャー(げきそうせんたいカーレンジャー)とは、1996年3月1日から1997年2月7日に放送されたスーパー戦隊シリーズの1作品である。
解説[編集]
スーパー戦隊シリーズ第20作品目となる本作品は、車をモチーフに、当時流行していたRV(レクリエーション・ビークル)やミニ四駆などの要素を多く取り入れ、サブタイトルやキャラ・技のネーミングに自動車・交通関係用語を多く取り入れている。
そして本作最大の特徴は不条理なギャグやスーパー戦隊シリーズのセルフパロディを盛り込み、最初から最後までバカであり続け、ついには戦隊と敵の組織が和解して共闘するが挙げられる。他の作品ではコメディチックに始まっても終盤はギャグを控えてシリアスな雰囲気を作っていくが、本作は最初から最後までギャグを貫き通しており非常に珍しい。
更に敵怪人は巨大化の手段を持たずに地球へ訪れ、たまたま地球で食べた芋羊羹で巨大化するというのも本作の特徴。
登場人物[編集]
カーレンジャーのメンバーは追加戦士枠を除き、全員同じ自動車会社であるペガサスの社員である。
- 陣内 恭介
- 演 - 岸祐二
- カーレンジャーのリーダーでレッドレーサーに変身する。ペガサスではテストドライバーとして働いているが、修理を終えた車の試運転など雑用がメイン。
- 土門 直樹
- 演 - 増島愛浩
- 穏やかな口調で会話する17歳の青年で、ブルーレーサーに変身する。ペガサスではカーデザイナーとして働いているが、やはり雑用がメイン。
- 上杉 実
- 演 - 福田佳弘
- ペガサスの営業職で、グリーンレーサーに変身する。熱狂的な虎党。
- 志乃原 菜摘
- 演 - 本橋由香
- ペガサスのメカニックで、イエローレーサーに変身する。
- 八神 洋子
- 演 - 来栖あつこ
- ペガサスの経理担当で、ピンクレーサーに変身する。体重を非常に気にしており、敵怪人を体重に関する怒りで倒したこともある。
- ダップ
- 声 - まるたまり
- ハザード星人の少年で、ペガサスの社員5人を無理やりカーレンジャーに変身させた。
- VRVマスター
- 声 - 小林清志
- カーレンジャーにVRVロボを授けた宇宙人。黒いマスクとスーツを纏い、パチンコを楽しんだ後に心太を食べ、床屋に行く生活を送っている。
- シグナルマン
- 声 - 大塚芳忠
- ポリス星からやってきた宇宙警察官。カーレンジャーと共闘することもあるが、戦闘中に乱入してカーレンジャーを優勢から劣勢に追い込むことも。
- ラジエッタ・ファンベルト
- 演 - 濱松恵→須藤実咲
- ファンベル星の第2王女で、カーレンジャーに憧れて地球へとやってきた。追加戦士枠だが、魔法の力であらゆる姿に変身できるというだけ。ただしそれなりに強い。
- 初登場時と登場2回目以降で演者が交代しているが、作中では「ちょっと見ない間に雰囲気変わったんちゃうか?」で済ませている。
宇宙暴走族ボーゾック[編集]
本作における敵組織。健康と馬鹿が取り柄の暴走族で、無駄に人材が豊富。終盤ではカーレンジャーと和解して真の黒幕を相手に共闘する。
- 総長ガイナモ
- 声 - 大竹宏
- ボーゾックの総長。リッチハイカー教授にボーゾックを乗っ取られ、事実上追放された時には地球のパチンコ店や焼肉屋でアルバイト生活を送っていた。ボーゾック解散後、アルバイトをしていた焼肉屋に就職し、後に独立して焼肉と仕出し料理の店を開業した。
- 副長ゼルモダ
- 声 - 津久井教生
- ボーゾックの副長。とてもバカで、ボーゾック解散後は義務教育をやり直すべく小学校に入学した。
- 発明家グラッチ
- 声 - 長嶝高士
- ボーゾックの参謀兼発明家。しかし発明品はほとんど役に立っていない。ボーゾック解散後は小学校へ入学。
- ゾンネット
- 演 - 七瀬理香
- ボーゾックのアイドル。レッドレーサーに惚れているがフラれた。
- リッチハイカー教授
- 声 - 田中信夫
- ボーゾックに雇われた悪のコンサルタント。短気でサディストなエロオヤジの本性を隠している。
- 暴走皇帝エグゾス
- 声 - 小林修
- 自身の野望のためにボーゾックを裏で操っていた真の黒幕。一度はカーレンジャー、見限ったボーゾックを絶望の淵に追いやるも、腐った芋羊羹によって倒された。
脚注[編集]