スポーツテスト
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スポーツテストとは、文部科学省体育局が実施する「体力・運動能力調査」の通称である。1964年に制定された旧テスト、1999年以降の新テストで種目が異なる。なお小学5年生と中学2年生は全国体力・運動能力、運動習慣等調査の調査対象となる。
概要[編集]
1964年東京五輪開催を機に国民の体育への関心が高まり、当時の文部省が国民の体力に関する情報収集を目的として小学校・中学校を中心に調査するテストとして導入された。本来は59歳までの社会人も対象としていたが、こちらはサンプリングがなかなか進まず、実態としては小中高校生を対象とした体力テストとなっている。
21世紀を前に高齢社会の進行、学校週5日制の導入などを踏まえて種目の見直しが検討され、1999年から全面改訂された新種目での実施となった。
旧テストの種目[編集]
カッコ内の年齢表記は調査対象の年齢層である。
- 握力(10歳~59歳)
- 立位体前屈(10~29歳)
- 50m走(6~29歳)
- 立ち幅跳び(6~9歳)
- 走り幅跳び(10~29歳)
- ソフトボール投げ(6~11歳)
- ハンドボール投げ(12~29歳)
- 反復横跳び(10~59歳)
- 持久走(12~29歳)
- 急歩(30~59歳)
- 踏み台昇降運動(10~29歳)
- 飛び越しくぐり(6~9歳)
- 持ち運び走(6~9歳)
- 斜懸垂腕屈伸(10・11歳)
- ジグザグドリブル(10・11歳・30~59歳)
- 連続逆上がり(10・11歳)
- 垂直跳び(10~59歳)
- 背筋力(10~29歳)
- 伏臥上体そらし (10~29歳)
新テストの種目[編集]
対象年齢層が79歳までに拡大され、65~79歳は日常生活活動テストを受験し、その回答によって握力・上体起こし・長座体前屈・開眼片足立ち・10m障害物歩行・6分間歩行も受ける。
太字は新テストから導入された種目、細字は旧テストからの継承種目である。
- 50m走(6~19歳)
- 握力(6~64歳)
- 反復横跳び(6~64歳)
- ソフトボール投げ(6~11歳)
- ハンドボール投げ(12歳~19歳)
- 立ち幅跳び(6~64歳)
- 持久走(12~19歳)
- 上体起こし(6~64歳)
- 長座体前屈(6~64歳)
- 20メートルシャトルラン(6~64歳)
- 日常生活活動テスト(65~79歳)
- 開眼片足立ち
- 10m障害物歩行
- 6分間歩行
20メートルシャトルランは12~19歳の年齢層では持久走と、20~64歳では急歩との選択制である。