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スバル・XV

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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SUBARU XV(スバル エックスブイ)とは、スバルが生産・販売しているクロスオーバーSUVである。北米ではCrosstrek(クロストレック)として販売されており、2022年のモデルチェンジからは世界統一名称として「クロストレック」に変更された。本稿ではインプレッサXVを初代とし、クロストレックに名称を変更した4代目もまとめて記述する。

なお、XV時代の正式名称は「SUBARU XV」であるらしい[1]

初代[編集]

3代目スバル・インプレッサ(GH系)のクロスオーバーモデルとして2010年6月24日に発売されたインプレッサXVが初代となる。インプレッサのクロスオーバーモデルとしてはグラベルEX以来のモデルであり、クロスオーバーSUVとしては低い車高[注 1]とXV専用のサスペンションにより良好な運動性能を有する。グラベルEXと違いターボモデルは設定されていない。

2代目[編集]

2012年に発売された2代目XVからは「インプレッサ」の名前が消え、「SUBARU XV」と改名された。4代目インプレッサをベースにリフトアップしながらも全高を抑え、立体駐車場にも入庫できる使い勝手の良い大きさにまとめられている。 先代はベース車と差別化されているポイントが少なかったものの、2代目は専用デザインのアルミホイールや専用色の採用など、様々なポイントで差別化が図られている。なお、スバル初のハイブリッドモデルであるXV HYBRIDが2013年に発売されている。

2代目は各種アウトドア雑誌などに広告を出したり、キャンプやレジャー向けの宣伝も多く行っていた。そのおかげかなかなか人気で売り上げも好調だったとか。グラベルEXもこれだけ売れていれば違う未来があったかもしれない。

3代目[編集]

先代の武骨なイメージは少し控えめになり、洗練されたボディになっている。しかし、同世代のインプレッサと比較すると要所要所にSUVらしいデザインがあしらわれており、SUVらしさを引き立たせている。

新しいプラットフォームであるスバルグローバルプラットフォームを採用し、運動性能と安全性を高めている。EyeSightもレーンキープ機能の追加やクルーズコントロールの機能強化もされている。歩行者用エアバッグを全車標準採用するなど、乗員だけでなく事故に巻き込まれた歩行者の安全を確保しようというスバルの試みが現れている。

フォレスター同様にX-MODEというAWD制御が実装されており、下り坂や積雪路、または砂利道などで適切なトルク配分を実現できるものとなっている。なお、2代目と3代目は全モデルがAWDとなっている。

4代目[編集]

2022年に発売されたモデルであり、本モデルから名称をクロストレックに変更されている。今まではベースのインプレッサがモデルチェンジ後にXVのモデルチェンジが行われていたが、本モデルはインプレッサよりも先にフルモデルチェンジが行われた初のモデルとなっている。

パワートレインは先代に引き続き2Lのマイルドハイブリッド(e-BOXER)とリニアトロニックが設定されたものの、先代の1.6Lモデルは廃止されている。また、AWDの他に初代以来となる前輪駆動も設定されている。

発売から2年をむかえる2024年12月にはスバル初のストロングハイブリッドシステムを搭載した「Premium S:HEV」と「Premium S:SHV EX」が設定された。トヨタのTHSをベースにスバルのシンメトリカルAWDレイアウトに対応するべく改良がくわえられ、2.5LのFB25エンジンが組み合わせられる。排気量を拡大しながらもストロングハイブリッドとなることで燃費が向上したほか、システムの刷新によりタンク容量を増やすことにも成功し、48Lから63Lへと大幅な容量増となった。

なお、エンジンに2.5LのFB25を選択した理由として、北米市場におけるストロングハイブリッド展開を視野に入れたものと推測されている[2]

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 最低地上高はベースのインプレッサとほとんど変わらない