ステンカ・ラージン

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ステンカ・ラージン (Сте́нька Ра́зин、1630年-1671年) とは、ロシア民謡で歌われるコサックの指導者である。

人物[編集]

ロシアヴォルゴグラードから南西130km、ジモヴェーイスカヤ(現在のプガチョフスカヤ)生まれ。圧政に苦しむ農奴たちのために、皇帝に反乱を起した英雄だが、盗賊でもあった。

盗賊と化したコサックのリーダー、ステンカ・ラージンの元に、ロシア皇帝の圧政に苦しむ農奴たちが逃れてくるようになる。ステンカ・ラージンは農奴たちと共に反乱を起すが、百姓一揆のような反乱軍がロシア皇帝の軍に勝てるわけがなく、彼は捕らえられて処刑されてしまう。

だが、貧民たちはステンカ・ラージンのことを忘れず、今でも彼は歌の中で生き続けているのである。

ロシア民謡、ステンカ・ラージン[編集]

関連記事[編集]

その他[編集]

盗賊が英雄視されるのは珍しいことではない。イギリスロビン・フッドネズミ小僧のような例もある。いずれも権力者から金品を奪い貧しい人に与えたとされている。