ジャック・チャーチル
ジャック・チャーチル(1906-1996)とは、イギリス陸軍の中佐。世界一変な軍人と言われている。
人物[編集]
父親は転勤が多く、生まれたのはイギリスとも、香港とも、スリランカとも言われている。
アーチェリーとバグパイプの名人であったとされている。特にアーチェリーの腕前はイギリスでトップレベルであった。
近代兵器が発達した第二次世界大戦で長弓と剣を使って戦った変人である。
第二次世界大戦で、弓矢で敵を倒したイギリス軍人は1人しかいないと言われている。それが誰のことなのかお察しください。
彼の戦い方を考察する[編集]
弓は威力と射程距離において銃に劣るが、銃声がしないため気付かれずに攻撃を続けることが可能である。彼のようなアーチェリーの名人ならば弓で戦果を上げることが可能だと思われる。
白兵戦となれば銃剣を使っても剣を使っても大差はないはずである。そうなると銃の性能や射撃の腕前よりも剣術や銃剣術の練度が重要になる。
銃は弾を装填しなければ撃てないし、良く狙わなければ命中するものではない。剣ならば装填も照準も不要なのでいきなり斬り付けることができる点は有利である。
銃で攻撃できるのは一点だけだが、剣を振り回した場合の攻撃範囲は遥かに広く、接近戦ならば銃よりも有利な場合もあり得る。
敵と間近で向かい合ったとき、銃の場合、不発や弾切れ、故障、手動装填式の銃ならば命中しなかった場合、次の弾を装填している間に殺られる。自動装填式ならば作動不良が起こる可能性がある。などの不安が伴うが、剣の場合それらのトラブルは起こり得ない。
武器を持っていない相手や、大した武器を持っていない相手と向かい合った場合、騎士道や武士道的観点から、誰もが銃を使うことを躊躇してしまうという。
その他[編集]
彼はドイツやイタリアを相手に戦った。その後、ビルマ戦線に送られることが決まったが、日本が降伏、終戦となった。
日本刀相手に白兵戦をしたら、彼もそこまでだったかも知れない。