ゴジラ誘拐事件

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ゴジラ誘拐事件(ゴジラゆうかいじけん)は、1991年(平成3年)に愛知県名古屋市ゴジラが誘拐された凶悪事件

経過[編集]

1991年(平成3年)7月25日、愛知県名古屋市中区栄1丁目の東宝中部支社(名宝会館)で飼われていたゴジラ[1]が失踪していることが判明した。ゴジラは7月16日に東宝中部支社に到着し、1階の警備室横で厳重な警備のもとに飼われていた。7月21日には3階や5階の非常階段付近で目撃されているが、目撃されたのは7月21日の20時が最後だった。

12月14日には映画『ゴジラvsキングギドラ』の公開が始まり、東宝中部支社はこの個体を作品宣伝にフル活用する予定だった。『ゴジラvsキングギドラ』は東宝が製作費15億円をかけた大作であり、10匹のゴジラが東京から各地に派遣されていた。東宝中部支社は愛知県警察に失踪届を提出するとともに、怪獣マニアによって盗まれたのではないかと推測している。水川友宏宣伝課長は「心当たりのある人はぜひ消息を知らせてほしい」と話すが、この誘拐事件そのものが作品宣伝ではないかと疑惑の目を向ける者もいる。

脚注[編集]

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  1. 全長3メートルのぬいぐるみ。体長2メートル、尾の長さ1メートル、重量15キログラム。合成樹脂製。価値は数十万円。