コリネバクテリウム・ウルセランス感染症

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コリネバクテリウム・ウルセランス感染症( - かんせんしょう)とは、家畜などの動物が持つ「コリネ(棍棒状の)バクテリウム(細菌)・ウルセランス菌」に感染することで起きる細菌感染症のことである。1986年イギリスで世界初の患者が出たとされている。日本では2001年に初めて症例が確認され、2017年11月末の時点で25件の症例が確認されている。なお、日本では2016年に日本初の死亡例が出ている[1]

概要[編集]

症状[編集]

人間の場合は、の痛みや咳など風邪に似た症状で、重症化すると呼吸困難などで死に至ることもある。ペットはくしゃみ、鼻水が出る。人間にも動物にも感染する。

予防法[編集]

弱った動物に触れた後は手洗いをする。ペットが感染すると早めに獣医師にかかることが必要で、症状が出ないまま菌を持っていることもあり、厚生労働省によると「弱った動物に触れた後は手を洗って感染の危険性を減らしてほしい」とのことである。

治療[編集]

抗菌薬の使用で回復した例がある。

脚注[編集]

  1. 屋外で3匹の猫に餌をやっていた福岡県の60歳代の女性呼吸困難になって死亡した。ただし治療の遅れが影響したといわれている。