コジコーデ

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コジコーデKozhikode)とは、インド南部のインド洋に面する港湾都市のことである。バンガロールの南西270キロメートル、ケララ州北部に位置する。別称としてカリカットCalicut)と呼ばれる(英語)。現地の発音ではコーリコーデに近い。人口2001年の時点で43万7000人。

概要[編集]

7世紀以降、アラビア人の南蛮貿易によって栄える。13世紀以来、香料や綿織物などアラブとのインド洋交易で発展する。著名な旅行家として知られるイブン・バットゥータも来訪してその繁栄を見聞している。

1498年ポルトガル人航海者であるヴァスコ=ダ=ガマが北郊のカッパードに上陸し、インド航路が発見され、ヨーロッパとの貿易も開始され綿製品・香辛料が輸出された。その後、ポルトガルイギリスフランスと順次交易所を設けたが、1792年にイギリスの支配が確立する。しかし各国間での争奪戦により荒廃し、復興後も南方のコチンの台頭に苦しんだ。

白木綿地・キャラコの語源としても有名だが、現在では綿製品は衰微、香辛料の他に木材・コーヒーの輸出で知られる。

外部リンク[編集]