ゲノム編集
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ゲノム編集(ゲノムへんしゅう)とは、生命の設計図とされているDNAの塩基配列を高い精度で書き換えられる技術のことである。特定の遺伝子を働かなくしたり、改変対象の生物に新しい機能を持たせたりすることができる。2012年に「クリスパー・キャス9」という簡便な方法が開発され、それにより家畜や農産物の品種改良への利用が活発化し、日本においては収量の多い稲や肉が多いマダイの開発が報告されている。また、人間の病気の治療を目指した研究も進められている。
ゲノムとは「生物が持っている全ての遺伝情報」を意味する。
関連項目[編集]
- CRISPR - 原核生物で発見された免疫機構としてのクリスパーについて。
- ジンクフィンガーヌクレアーゼ
- 遺伝子治療
- 遺伝子工学
- 遺伝子ターゲティング
- オーダメイド医療
- 生物の多様性に関する条約
- アシロマ会議
- 遺伝子ドライブ
外部リンク[編集]
- 日本ゲノム編集学会
- ジェニファー・ダウドナ (2015年9月). “DNA編集が可能な時代、使い方は慎重に”. TED. 2015年12月25日確認。
- ゲノム編集コンソーシアム