グラディウス (ゲーム)

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グラディウスとは、コナミによって制作され、1985年にアーケードで稼働を開始した横スクロールシューティングゲームキャッチコピーは「1.9.8.5. 宇宙が、マルゴト、ヤッテクル」。

概要[編集]

元々同社のシューティングゲーム「スクランブル」の続編として作られ、タイトルも「スクランブル2」になる予定だった。大きな特徴としては、特定の敵を倒すと出現する「パワーアップカプセル」を取り、任意のタイミングと形式で自機をパワーアップさせる事ができる事が挙げられる。アーケード以外にもファミリーコンピュータPCエンジンMSXX68000などにも移植されている他、PlayStationではグラディウス デラックスパックとして本作とナンバリング続編にあたるグラディウスII -GOFERの野望-がセットになって移植されている。

パワーアップ[編集]

スピードアップ
自機の速さが一段階上がる。2〜3速程度が理想。一度上げると下げる事は不可能。初速があまりにも遅すぎるため1回は強化しておきたい。
ミサイル
地形上の敵を倒す事ができる。また、下降している際に当たった空中の敵にも効果がある。耐久力のある小型の敵を出すハッチ型の敵も一撃で倒せる。
ダブル
自機の前から呼び出される弾とは別に自機から右斜め上に弾が発射される。後述するレーザーとの併用はできない。
レーザー
直線状のレーザーを水平に出す事ができる。長押しすると長くなる。敵を貫通するため、一発で敵を一気に倒す事も可能。ただしステージ5で出現する触手には効きづらい。連射すると細切れのようになってしまいあまり意味を持たない。レーザーの当たり判定は見た目よりもかなり上寄り[1]で、後述するオプションのレーザーはさらに上に偏っている。また、「レーザーワインダー」と呼ばれる、発射中に自機が縦に移動するとレーザーも自機のY座標に合わせて移動する性質を活用した技があり、これを使えば物陰に隠れた敵などを倒す事もできる。
オプション
自機と同じ行動をする子機を1回につき1つ、最大4つまで出す事ができる[2]。一見自機についていくように移動するが、厳密には「自機の過去の座標まで最短距離で移動する」というもので、自機の移動ルートを完全にトレースしている訳ではない。

オプション (グラディウス)」も参照

バリア[3]
画面外から青い六芒星型のバリアが2つ出てきて自機の前側に付く。『II』以降では「シールド」と名称が変更されている。敵の攻撃に当たってもバリアでダメージを緩和する事ができるが、自機全体を防御できる訳ではない[4]。バリアについては自機とは別のキャラクター扱いで、体力が存在するため、あまりにも攻撃に当たりすぎて避けずにいると段々小さくなり消滅する危険性がある。また、地形に当たるとかなり体力を消耗する。

ステージ[編集]

ステージ1「火山」
最初のステージという事もあり敵の攻撃は控えめ。中ボス戦前の浮いている菱形の岩には直線状にレーザーを発射するレーザー砲台が5個配置されており、油断しているとレーザーに当たりミスになってしまう事もある。中ボスは噴火する2つの火山。大量の溶岩が噴出するためガチ避けは厳しいが、左上が安全地帯となっている。その後は5面までの共通ボスであるビッグコアが登場。自機に狙いを定め4本のレーザーを放つ。ショットで遮蔽板を破壊しコアを撃破することによって倒せるが、元がアーケードゲームなので、永久パターン防止のため一切ダメージを与えなくてもオーバーヒートし自爆する。これは家庭用のシリーズ作品でも共通の仕様となっている。
ステージ2「ストーンヘンジ」
白い岩と赤色の岩が行く手を阻むステージ。赤色の岩は破壊可能。自機を狙って弾を放つ砲台が大量に配置されており、2面でありながらなかなか難しいステージとなっている。中ボスは時空間移動爆雷「ザブ」。突如現れ自機めがけて突っ込んでくる。正攻法はやはりガチ避けだが、画面端でオプションを縦に張りその中に自機を入れてレーザーを打ち続ける事で簡単に突破できる[5]
その後に登場するビッグコアを倒すとステージクリア。
ステージ3「モアイ」
序盤に小さな「チルド」を発射する「マザー」が登場する。チルドは破壊不可能なので、できるだけ早く倒すのが推奨される。モアイがイオンリングを自機めがけて口から吐いて攻撃してくるステージ。イオンリングは破壊可能で、1個100点の得点がある。モアイは無敵だが、口の中を攻撃して撃破可能。中ボスは前述したマザーの軍隊。これを突破するとビッグコアが登場。倒すとステージクリアとなる。
ステージ4「逆火山」
火山ステージをそのまま逆にしたステージで、火山ステージで下にあった火山は上に配置されている。その反面攻撃は激しくなっており、折り返しポイントという事もあってかクリアにはそれなりの技術が要求される。道中に噴火する火山があり、稼ぎ対象として扱われる事が多い。中ボスは1面でも登場した火山...ではなくぐるぐる回転しながら自機を追ってくるアイアンメイデン。動きが素早いため早く倒す必要がある。また、火山の間には小型の敵を出すハッチ、それも通常のハッチより出現する敵の個数がかなり多いハッチがある他、中ボス戦直前には下方を跳び回りながら縦横無尽に弾を発射する「ジャンパー」が2体出現、中ボス出現前に倒さないと大変な事になってしまう。その後ビッグコアが出現。倒すとステージクリア。
ステージ5「触手」
自機を狙って弾を発射する触手が登場する。というかそれしか登場しない。このゲームでは触手のダメージ判定がレーザーの先にしかないためレーザーが非常に効きづらい。そのため、ダブルやノーマルショットの使用が推奨される。中ボスでは触手が大量に登場する。その後最後のビッグコア戦になり、倒すとステージクリア。
ステージ6「細胞」
網目状の細胞が行く手を阻む厄介なステージだが、武装がしっかり揃っていればそれほど難しくはない。細胞の中にはピンク色のアメーバ状の敵が随所にいるため、死角から体当たりを受ける事もある。赤色のものはパワーアップカプセルを出す。ボスは核細胞。大量の破壊可能な弾を出して攻撃してくるが、オプションがある程度揃っている状態でレーザーを使えば一瞬で倒せる。ダブルを使ってあえてスコアを稼ぐのも手。装備が揃っていない場合はボス前のピンク色の地形の下の細胞がある場所が安全地帯なのでそこでやり過ごす事もできる。
ステージ7「要塞」
敵の本拠地。最終面ということもあり攻撃は非常に激しく、バリアはもはや必須。広い場所ではステージ2の中ボスであるザブが出現する。ラスボスがいる部屋の前には電磁バリアが出現し、
水色のバリアに当たるとミスだが、画面上と下の地形ギリギリの場所にいれば回避可能。ラスボスは「脳」。グラディウスシリーズの伝統となる何も攻撃してこないボスの一つ。6つの支柱を破壊するとゲームクリア。

脚注[編集]

  1. 2面中ボス戦でオプションを画面左端に縦に配置するフォーメーションを使うと分かりやすい。
  2. ファミリーコンピュータ版などでは2つまでとなっている。
  3. 実際のパワーアップゲージには「?」と表記されている。
  4. ファミリーコンピュータ版では自機全体を防御でき、さらにすぐに自機に付く仕様に変更。
  5. なお2周目以降は敵を倒すと自機めがけて敵が弾を放つ「撃ち返し」があるため使えない。

関連項目[編集]