グラディウスII -GOFERの野望-

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グラディウスII -GOFERの野望-(グラディウスツー ゴーファーのやぼう)とは、コナミにより開発され、1988年に稼働を開始したアーケードゲームである。

概要[編集]

グラディウスの続編で、本作の前にも続編である『沙羅曼蛇』や『グラディウス2』などが登場していたが、アーケードでの正式な続編として本作がリリースされた。グラフィックや音楽、システムなど全てにおいて前作を凌駕していると言っても良い出来となっている。初代からシステムの変更が幾つかあり、中でも特徴的なのがパワーアップゲージが選択可能になった事である。初代のゲージを含めた全4種類から選択可能になり、リップルレーザーやスプレッドボムなど、新パワーアップも登場している。なお、『沙羅曼蛇』で登場した要素はだいたいがオミットされている。

パワーアップ[編集]

パワーアップの仕様については初代の記事を参照。

パワーアップゲージ
タイプ1 スピードアップ ミサイル ダブル レーザー オプション
タイプ2 スピードアップ スプレッドボム テールガン レーザー オプション
タイプ3 スピードアップ フォトントーピード ダブル リップルレーザー オプション
タイプ4 スピードアップ 2ウェイミサイル テールガン リップルレーザー オプション
シールド
シールド
フォースフィールド

パワーアップゲージ[編集]

タイプ1
由緒正しい初代からのゲージ。初代から続いてこの作品をプレイするというのであればまずはこれを使うのがオヌヌメ。ただし初代ではレーザーの当たり判定が上に偏っていたが、今作ではそれが無くなっている。これは後述するタイプ2でも同様。各装備の詳しい解説は初代の記事を参照。
タイプ2
地形や敵に当たると爆発するスプレッドボムや後ろに攻撃できるテールガンなど、見た目が派手だが、実際は上級者向けのゲージで、上に攻撃する手段がないため巧みなオプション捌きが要求される。また、テールガンは後述するタイプ4にもあるが、後ろから大量に敵が来るという場面があまりない他、連射が前と後ろで共有になっているので弾切れしやすいことからあまり使われない。ただ、スプレッドボムの威力は相当なもので、オプションがあまり揃っていない状態でも十分機能する他、すぐに爆発するため連射性能も高い。
タイプ3
貫通性能を持つフォトントーピードや、上方向への攻撃ができるダブルなどがある対地向けの装備。ただしフォトントーピードは性質上画面から消えるまでの時間が長いので、連射性能も落ちる。
タイプ4
上と下両方へ攻撃できる2ウェイミサイルや、攻撃範囲が広いリップルレーザーなど、初心者から上級者まで使いやすい装備。リップルレーザーはタイプ3にも存在し、広い範囲に攻撃できるためよく使用される事が多い。2ウェイミサイルは上と下両方に攻撃できるのに加えて地形や敵に当たると地形を滑走せずに消えるため、連射性能も高い。

シールド[編集]

シールド
初代から続投のバリア。耐久力が高い分、初代と同様前方しか防御ができない。
フォースフィールド
今作初登場の装備。自機全体にバリアのようなものが付き、見た目の通り自機全体を防御できる。シールドに比べると耐久力はかなり低いが、安全面でいえばフォースフィールドが圧倒的に高い。また、フォースフィールドの当たり判定は自機の当たり判定に上書きされる形になっているため、スピードをある程度上げていれば一部の地形はすり抜ける事が可能。

ステージ[編集]

Achtung.png 以下にはネタバレが含まれています。


ステージ1「人工太陽」
人工太陽が至る所にあり、無限スクロールするステージ。人工太陽からは特定の位置から火竜が出現し、プレイヤーの行く手を阻む。火竜は1体3000点という高スコアで、稼ぎの場合は出現位置を把握しておくのが必須。火竜が吐く破壊可能な岩からは6*n個ごとに破壊するとパワーアップカプセルが出るものが出てくる。なお、カプセルが出る岩は体当たりしてもミスにはならず、カプセルを取得した判定になる。ボスは「フェニックス」で、青い羽のような弾を広範囲に発射したり、破壊可能な岩を出したりする。
ステージ2「エイリアン」
障害物や敵に行く手を阻まれ、行動範囲が狭いステージ。途中からは撃破不可能な触手が登場し、撃ち込む事で縮ませる事ができる。ボスは「ビッグアイ」。ビッグアイは岩を自機めがけて発射してくる他、ビッグアイを守るようにして動く腕のような物体を避けつつ攻撃しなければならない。ちなみに、一定時間経っても撃破できなかった場合、腕の動きが止まりビッグアイが自機に迫ってきて道連れにしようとする。この時に撃破できなかった場合、押しつぶされてミスになるかビッグアイが地形に衝突し自爆する。なお、このステージのBGM『Synthetic Life』はMSX版『グラディウス2』の同名の未使用曲をアレンジしたものである。
ステージ3「クリスタル」
クリスタルが飛び交うステージ。クリスタルを破壊しつつ通常の敵を倒したり攻撃を避けたりしなければならないため、初心者の壁となるステージの一つ。特に後半〜ボス戦直前にかけて存在するクリスタル密集地帯は1度ミスすると復活は非常に困難で、カプセルが2個しか獲得できない上、大量のクリスタルの中をほぼ初期装備で掻い潜らなければならないため、熟練者でもなかなかに苦労する。ボスは「クリスタルコア」。2本のレーザーを出すだけでなく、自機に向かって2個の交差する弾を出す他、触手のようなものでコアを守っているため破壊はそれなりに難しい。
ステージ4「火山」
初代の1面を想起させる火山地帯を潜り抜けて進んでいくステージ。1周目と2周目以降で地形が変わり、2周目以降は1周目よりさらに地形が入り組んでいる。また、初代の逆火山ステージのように、道中では火山が噴火する。ボスは「デスmk-II」。沙羅曼蛇に登場したボスである「デス」の強化版で、ミサイルを一気に何発も出してくる。このミサイルには自機へのホーミング性能が付いており、自機を追従しているのだが、軌道はほんの少ししか変わらない。ある程度ダメージを与えるとカバーが破壊されそれまで見えなかったコアが露出する他、攻撃方法がミサイルから自機狙いで発射される極太レーザーに変化。当たればフォースフィールドやバリアを貫通し一発ミス。
ステージ5「モアイ」
初代の2面を(ry破壊可能なイオンリングを吐くモアイ達を破壊しつつ進むステージ。1面と同じく無限スクロールする。ステージ後半ではモアイの顔が赤くなり、非常に濃い物量のイオンリングを放出するようになる。このステージにはボスの前座として中ボス戦があり、4体の「ジャンピングモアイ」(別名「ホッピングモアイ」)と戦う事になる。その後、このステージのボス「ボスモアイ」との戦闘になる。ボスモアイは口から自機を追尾する小さな「プチモアイ」を吐き、そのプチモアイも口から「プチイオンリング」を吐く。また、口を撃ち込めば撃ち込むほどプチモアイの数も多くなる。
ステージ6「高速迷路」
以降、シリーズの定番となる高速スクロールステージ。だんだんスクロール速度が上がっていき、最終的に通常時の2倍にまでスクロール速度が上がる。道中にはパワーアップカプセルを出す砲台以外には敵らしい敵はいないが、先述したスクロール速度のために2速以上でないと攻略が不可能な上、通る道などのパターンをしっかり決めないと道中の行き止まりでスクロールに挟まれてミスになることもある。ボスは「ビッグコアmk-II」。ビッグコアから大幅にパワーアップされ、特に口のような部分が開いた時に飛び出すレーザーの数は圧巻。
ステージ7「ボス・オンパレード」
以降、シリーズ(ryボスラッシュステージ。今作のボスラッシュでは合計7体のボスが登場する。最初のボスは初代2面中ボスの「ザブ」で、ボスラッシュの前哨戦として戦う事になる。
今作のザブラッシュは非常に長く、装備がないと苦しい戦いを強いられる。ただし、ザブラッシュ前半のザブはパワーアップカプセルを出すため、復活は比較的しやすい傾向にある。
次のボスは初代5面までのボスを務めた「ビッグコア」。体当たりや遮蔽板破壊による5ウェイの撃ち返しなど、初代には無かった芸当を見せる。次のボスは沙羅曼蛇1面ボスの「ゴーレム」。
触手から弾を出すなど、『沙羅曼蛇』のものより強化されている。次のボスは沙羅曼蛇2面ボス、みんなのアイドル「テトラン」。元のものと同じく、4本の触手を出して自機の行動範囲を制限する。今作では触手から弾を出す他、遮蔽板を壊すと自機狙いの5ウェイ撃ち返し弾が出るなどこちらも強化されている。次はライフフォース5面ボス、「ガウ」。破壊可能なエイリアンを出しながら時々即死レーザーを放つ。破壊すると第2形態に移行し、即死レーザーを大量に放ってくる。次のボスは沙羅曼蛇3面ボス「イントルーダ」。このボスだけ強者感溢れる専用BGMがあるが、
本ステージの中では一番の雑魚と言われることも多い。沙羅曼蛇と同じく蛇行して移動し、自機との衝突を狙う。最終ボスは本作オリジナル「カバードコア」。その名の通りコアをカバーしたボスで、攻撃を当てづらい。また、上下の発射口と思しき部分から即死ミサイルを発射するため、より一層攻略が困難となっている。
ステージ8「GOFER艦内」
最終ステージ。先のステージでボス達が出てきたハッチを破壊して入ることになる。道中はザブが大量に出現したり、スクランブルハッチが多く置かれているため厳しい戦いを強いられる。また、壁が剥がれて自機を狙って衝突してくる場面もあるが、この地帯の壁は破壊可能であるため装備が整っていればやり過ごすことができる。中ボスは「中間要塞」。正攻法ではもはやクリア不可能と言えるほどの強さを誇るが、安全地帯が幾つも設定されており、そのせいで著しく易化している。

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関連項目[編集]