キングコブラ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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キングコブラとは、以下のものを示す。

  1. 世界最大級の神経毒蛇。とはいえインドでは普通の蛇。
  2. ベルP-63戦闘機の愛称。

本ページでは「1」を記す。

概要[編集]

体長は 5m を越えるものもいるらしい。鎌首をもちあげて威嚇の姿勢を取るところはヤマカガシと似ている。「人の気配を察すれば、1m 近く鎌首を持ち上げた威嚇姿勢をとるため、気付かずに近付いて誤って噛まれる被害はインドコブラやクサリヘビ等と比べて少ない。」とか。赤外線を探知するピット器官を持たないため、「まず立ち上がって、相手を視認してから襲いかかってくる」からである。「他のコブラはこの威嚇の姿勢をとっている間は移動できなくなるが、キングコブラは威嚇したままでも移動できるので、この姿勢を保持して近付いて来ることもある。」「メスは卵に枯葉をかぶせて保温し、巣の周りにとぐろを巻いて孵化するまで卵を保護する。 抱卵時のメスは巣に近づく者を激しく威嚇し容赦なく攻撃する。 巣を作って卵を抱く蛇は、キングコブラのみである。」などと云われているが、よくわからない。
インドでは蛇神とした崇められており、「ナーガ」「ナジャ」「ナーダ」などと呼ばれているらしい。絵ではサイズがわからんので多頭の蛇として描かれる。「水田の守護神」とされ、イバラモ属の属名でもある。タイ王国ではキングコブラは『神聖な動物』として無闇に殺すことが戒められているためキングコブラが頻繁に出没する地域では、屋内に侵入した個体を傷つけずに捕獲して人里離れた場所へ放す専門の職業が存在しているとのことである。
おそらくは縄文後期には日本では知られていたらしい。ヤマタノオロチはどうしたってキングコブラの影響がありそうだし、蛇を「ながむし」と呼ぶのもこれにあたりそうな気がする。
とりあえず毛布とかを被せておくと安心するらしく、ケージを掃除するときはそうするという。餌は蛇なのだが、勝手に捕食してくれるわけでもないので、(キングコブラを)ひっ捕まえて(餌の)ヘビを頭から(キングコブラの)口に押しこむとかいった(考えたらけっこう乱暴な)給餌法を行なうという。
「繁殖時を除けば基本的に温和な性格であるため、飼育下や研究下で人への咬傷例は少ない。」とも謂われるため、「大型で毒性の強いヤマカガシ」くらいのイメージなのだろうか。「インドにおいては保護の対象であり、殺傷した場合は禁固刑が課せられる。」くらいの生きものなので、オオスズメバチと同程度の危険性しかない。キイロスズメバチクロスズメバチのほうがよっぽど怖いし、むしろ個体数が少ないぶんだけヒトより安全(少なくとも認知症の入った老人が運転する乗用車よりはだいぶんマシである)かもしれない。それを考えたらトラとかエゾヒグマとかと似たか寄ったかの存在ではある。だいいち餌がヘビなので、人を襲わないだけマシである。ハブのように、いきなり打たれる心配もない。

人間生活との関わり・利用[編集]

伊東かどこかの貯木場に、輸入された木材にまぎれて入ってきたことがあり、日本の寒さにやられて弱っていたところを職員に発見されて温かいところで保護していたら元気になったのはいいが「餌は何をやったらいいんだろう?」というので専門家に鑑定を依頼したらキングコブラだったという話があった。

その他[編集]

関連作品[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 高田栄一『ヘビ・トカゲ・カメ・ワニ』

外部サイト[編集]

脚注[編集]