ヤマカガシ
ヤマカガシとは、蛇の一種。ヤマカガチとも。
概要[編集]
マムシとともに本州に棲息する毒蛇の一種であるが、咬まれて死んだ報告例はまったくなく、「口に指を詰め込んだ」ために死亡した例が二例あるだけである。マスゴミによる風評被害である。
飼育しやすく、愛玩用として飼育されることもあり、オタマジャクシなどを餌にすると容易に飼育できるが、ヤマカガシは地方的な変異があるため、国内でも移動は避けられたい。
特徴[編集]
ヤマカガシとの呼称から、山林に棲息すると思われがちだが、水田周辺においてよく見られる[1]。有機燐酸系の殺虫剤を使わず、ミジンコやホウネンエビが棲息し、水棲昆虫(ミズカマキリ他)が見られるような場所には(冬場でなければ)たいてい見つかる。人間に対する警戒心はあまりないらしく、「鎌首を持ち上げる」「擬死をする」などの行動をするため甘く見る馬鹿もいるが、一応は毒蛇である。
「カガ」は「蛇」の古名であるともされ、「鏡」「鏡餅」などの語源であるとする説もある。
(青大将と比較すると)比較的小型の蛇であり、成長しても二尺(六十cm)を越えるものは珍しいが、「山中で八間を越える(おそらくは十五メートル以上)ヤマカガシを見た」という話は巷間に流布しており、落語の種としてもいくつかある(『夏の医者』『蛇含草』)。
じつはペットとしては理想的なのだげ、毒蛇なので行政の指導により飼育できない。
- 鳴かない
- 吠えない
- 散歩させる必要がない
- 抜け毛が飛び散らない
- 餌は金魚とかでいい。とはいえ週に一度くらいしか食わない。
- 水を張った水盤でも入れたケージで飼える。大型化することもない。
- 水場の近くでよく見かけるので、高い金を払って買う必要がない。
- 固体さが大きく、カラーバリエーションも多い。
など、庭に水場があるならいてほしい動物である。皇居には棲息しており、お堀をネッシーみたいなのが泳いでいたので何事かと思ったらヤマカガシだった。おそらく明治神宮や自然教育園にもいるだろう。 天井裏に青大将が棲みついたり藪にシマヘビが棲みついたりするといきなり出くわしてびっくりするが、活動範囲が狭く動きも遅いのでヤマカガシのほうが安心である。