ガソリンスタンド
ガソリンスタンドとは、ガソリンや軽油などの液体燃料の販売・給油を行うことができる販売店である。給油のみならず、自動車の整備や清掃・洗車といったカーケアまで行っているガソリンスタンドも存在している。なお、ガソリンスタンドは和製英語であり、アメリカ英語では「gas station(ガスステーション)」、イギリス英語では「petrol station(ぺトロールステーション)」と呼ばれるらしい。
概要[編集]
主に自動車用燃料であるレギュラーガソリンとハイオクガソリン、そして軽油と灯油を取り扱っている。自動車の燃料タンクに直接給油するだけではなく、ガソリンなどであればガソリン携行缶に、灯油であればポリタンクに給油してくれるほか、灯油の配達なども行っている店舗も多い。
主に店舗スタッフが給油し、窓ふきなどを実施しているフルサービススタンドと消費者が自らガソリンを給油するセルフ式スタンドに分かれている。フルサービススタンドではサービスの一部を省略することで料金を割り引いたりすることもあるほか、一つのスタンドでスタッフ給油とセルフ給油のどちらも設置してある店舗もある。なお、セルフスタンドではガソリン携行缶への給油はできず、自走する車両にのみ給油することができる。
フルサービススタンドは車から降りずに給油ができるほか、店舗内でカー用品やタイヤなどを販売していたり、洗車や車検などカーライフをサポートする体制が整っていることも多い。特に近年では自動車販売やカーリースなどを行っているスタンドもあるほか、ボディーコーティングのKeepar認定スタッフが常駐し、カーケアを行っている店舗もある。一方で人件費がかかるため、料金はセルフに比べて高い傾向がある。
セルフ式スタンドはフルサービススタンドに比べて人件費がかからないため、価格が安い傾向にある。一方で自分で給油しなければならないことから、寒い日でも外に降りて給油しなければならなかったり、取り扱いを誤ってガソリンをぶちまけてしまうこともある。また、ガソリンの誤給油も発生しやすい(防止しにくい)という点もあることから、一概にメリットばかりではない。特に価格の面に関して、ガソリンの販売(セルフ洗車くらいはあるところが多いが)しかやっていないような店舗の場合はガソリンの売り上げが店舗の売り上げに直結するため、ガソリンの値引き幅がどうしても小さくなってしまうことも珍しくない。一方で各種サービスを取り揃えているフルサービススタンドの場合、ガソリンの値引きで集客し、洗車や物販などで利益を上げることが不可能ではないため、時にはセルフ以上に安いフルサービススタンドもないわけではない。
ガソリンスタンドで利用できること[編集]
- エンジンオイルの量、汚れのチェック。
- ATフルードの量、汚れのチェック。
- パワーステアリングオイルの量、汚れのチェック。
- タイヤの溝、摩耗のチェック。
- タイヤの空気圧のチェック。
- 補機バッテリーのチェック。
- クーラントの量、汚れのチェック。
- オルタネーターベルトの緩み、損傷のチェック。
- ブレーキフルードの量、汚れのチェック。
- 灯火類の作動チェック。
- ウォッシャー液の量のチェック。
場合により有料か無料か分かれること[編集]
スタンドにより有料か無料か、あるいは出来るか出来ないかの差はある。また時間帯により出来ない場合もある。