カブールとは、アフガニスタン・イスラム首長国北東部の標高およそ1800メートルの高原にある都市で、同国の首都である。「カーブル」と呼ばれることもある。人口はおよそ300万人で、日本人もおよそ120人を数える。インドと西アジアを結ぶ要地の上、商業地として発展し、皮革・家具・織物・大理石製品などの工業が発達したので、3000年以上にわたりこの地は紛争を繰り返す歴史を持っている。近年では内戦で破壊された市内を走るトロリーバスの再開発計画なども進められている。大統領府や各国大使館が立ち並ぶ地域を「グリーンゾーン」と呼ぶ。