エゾアカブナ

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エゾアカブナとは、フナの一種である。尚、「エゾアカブナ」との名は標準和名では無く、通称である。

形状[編集]

体は、黄褐色・赤褐色で、背部は濃い暗褐色で、腹側に近づく程、淡い灰褐色となる。

背鰭不分枝軟条数は6本。腸型は原始的で湾曲が乏しい。

生態[編集]

名前の通り北海道に分布する。北海道には本種以外にもギンブナキンブナゲンゴロウブナが生息する。

分類[編集]

本種は、2008年に伊藤毅彦らが初めて報告した。

ヨーロッパブナの変種であるCarassius carassius morpha humilisに近い。

参考文献[編集]

  • 伊藤毅彦、藤田朝彦、細谷和海「北海道勇払原野で採集された特異な形態のフナ」、『魚類学雑誌』第55巻第2号、2008年、 105-109頁、 doi:10.11369/jji1950.55.105