エコノミークラス症候群
ナビゲーションに移動
検索に移動
エコノミークラス症候群（ - しょうこうぐん）とは、下肢や上腕などの静脈の中に出来た血栓が、歩行などをきっかけに血管から乖離し、静脈の流れに乗って肺まで達して肺動脈を塞いでしまうもののことである。急性肺塞栓症（はいそくせんしょう）ともいわれる。エコノミークラス症候群といわれる理由は、飛行機内などで長時間同じ姿勢をとり続けて発症することが多いためである。
概要[編集]
症状[編集]
- 息切れ
- 吸気時の胸の痛み
- 吐血
脚部の静脈で血栓が発生した場合には、次の症状が発症する。
- 脚の赤み、熱、腫れ、痛みなど。
- 血液中の酸素レベルの低下、頻呼吸、心拍数の上昇、時には軽度の発熱を発症する。
重症の場合は、以下の症状が発症する。
- 異常な低血圧、突然死を引き起こす場合がある。
検査[編集]
- 心臓カテーテル検査
- 心臓CT検査
リスク[編集]
血栓発生のリスクとしては、癌、長期安静、喫煙、脳梗塞、特定の遺伝子状態、妊娠、肥満など。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Venous thromboembolism - NICE Pathways
- 肺塞栓症 メルクマニュアル
- 肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症（静脈血栓塞栓症）予防ガイドライン（ダイジェスト版） 肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症（静脈血栓塞栓症）予防ガイドライン作成委員会
- 車中泊の血栓症予防！ ロングフライト血栓症（＝エコノミークラス症候群） 日本旅行医学会
- 日本宇宙航空環境医学会・エコノミークラス症候群に関する提言（2002年2月15日時点のアーカイブ）
- 日本宇宙航空環境医学会
- 肺塞栓症研究会
- 日本血栓止血学会