わかるだんべえ
ナビゲーションに移動
検索に移動
わかるだんべえとは、「わかるでしょう」という意味の埼玉県の方言である。
対義語は「わからなかんべえ」である。
分析[編集]
この言葉には「わかっているのに、わからない振りをするな」という強い抗議の意味が隠されている。
「わからないのか?」と意味的には同じなのだが「だんべえ」を付けることにより「この言葉を発した者は無学で暴力的で危険な野蛮人で、怒らせたら何をするかわからない」という恐怖心を相手に与えることができるのである。
「お察しください」よりも「おわかり頂けませんの?」にニュアンスが近い。
用例[編集]
アルバイト篇[編集]
アルバイトに来ている日本語ペラペラの外国人留学生と日本人大学生が、仕事中にスマホで遊んでいた。
工場長は言った「みんな働いてるのに、お前ら何やってんだ」。
外国人留学生は言った「私、日本語わかりませ~ん」。
日本人大学生が言った「私も日本語わかりませ~ん」。
工場長は言った「ふざけんな。オメエラ日本語わかるだんべえ」。
職人篇[編集]
建設現場で壁紙屋が大工に言った。「オメエ何年大工やってんだ!」。大工が「なに怒ってんだよ」と言うと壁紙屋は「わかるだんべえ」と言った。大工が「わからねえなぁ」と言うと壁紙屋は「馬鹿野郎!釘の頭が出てたら壁紙が貼れなかんべえ」と言った。