よみもの:TOMIXの分岐器の改造

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動


エンペたん看板 Welcome.png よみものページ
この「よみもの」は、他ユーザーの編集も歓迎いたします。

TOMIXの分岐器の改造 (とみっくすのぶんききのかいぞう)は、不具合の起きやすいNゲージTOMIX分岐器を改造することである。

概要[編集]

TOMIXの分岐器は通電不良、転換不良が起きやすく、インターネット上でもよく取り上げられる。その対策としてはメーカーの公式サイトでは分岐器の裏側を取り外してクリーニングすることを推奨しているが、部品が細かく、組み立て後にはさらに転換不良に陥りやすい上、再発が起きないとも限らない。そのため、抜本的な解決策として、ギャップ両側をエナメル線半田付けして通電不良を起こさないようにする。

分岐器の種類[編集]

非選択式
以前、関水金属アトラスの製品を輸入し、販売していた固定式ポイント (Nゲージ)が該当する。クロッシング部を除いて絶縁されておらずトングレールの開通方向に関わらず電流が流れる。このため、トングレールの開通されていない方向の車両が動き出すため、絶縁とスイッチが必要である。
部分選択式
(1).以前、TOMIXが生産していた分岐器である。関水金属の旧来の分岐器も該当する。片方にのみ絶縁が入っており、分岐器がスイッチの役割を果たす。
(2).シノハラが発売していた分岐器である。クロッシング部も絶縁されておらず、絶縁しないとショートする。
完全選択式
現在の関水金属のユニトラックTOMIXの現行ファイントラックがそうである。両側に絶縁が入っており、トングレール未開通方向のレールには一切電流が流れない。スプリングポイントとしても使える。

非選択式への改造[編集]

上記の加工を行えば通電不良は解決するが、動いてほしくない車両も動くことになる。そこで分岐器の外に開閉器を設置する。

開閉器の自作[編集]

開閉器は市販もされているが、分岐器の数が多いと値段もかかるので自作する。材料は、合板、割り箸、アルミニウム箔、ボルトナットワッシャーである。

  1. 2本の割り箸にアルミニウム箔を巻いてネジ止めする。
  2. 「1」に分岐器に半田付けしたエナメル線をボルト、ナット、ワッシャーで、あるいはビスで固定する。
  3. 合板に穴を開けて「2」を片方はネジ止めし、もう片方はボルト、ナット、ワッシャーで駆動できるように固定する。

クリップ開閉器[編集]

エナメル線に目玉クリップをはんだ付けし、2つのクリップの接続によってスイッチの替わりとする。

ダイオード開閉器[編集]

ダイオードを組み込み、機械的な開閉器を用いずにスイッチングを行う。機械的な摩耗が起きることはない。

分岐器の駆動[編集]

電動式は不具合があるが、手動では手の届かないところの駆動は難しいので、てこの原理を用いた機械式を採用する。材料は滑車、ボルト、ナット、ワッシャー、割り箸である。滑車は丸棒から加工して切り出す。

関連項目[編集]