よみもの:エンニュース/日本から新種のヤツメウナギが2種発見される
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【2024年12月7日】 新種のヤツメウナギが見つかったことが学術誌「Ichthyological Research」で発表された。
ヤツメウナギはウナギの様に長細い魚類であり、名前に「ウナギ」と付くが、あまり近縁ではない。
ヤツメウナギの仲間である「スナヤツメ」は1990年代後半に行われた遺伝子学的研究群から北方と南方のものは別種であると判明した。しかし再検討は長らく行われてこなかった。
酒井治己らに研究チームは、従来のスナヤツメは北方種であると特定し、南方種は新種であったと分かった。研究チームはそれぞれに新しい「キタスナヤツメ 」「ミナミスナヤツメ (学:Lethenteron hattai )」という名を提唱した。
また、北海道・月寒川に生息していたスナヤツメはキタスナヤツメでもミナミスナヤツメでもない新種であったことも判明し、このヤツメウナギには「ウチワスナヤツメ (学:Lethenteron satoi )」との名前が命名された。