ひずみ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ひずみ(strain)とは、物体の変形の割合のことである。また、物体に外力を加えたときにゆがんだり変形したりすることをひずみという。一般的にその大きさは「ひずみ=変形量/元の大きさ」で表される。長さを考えた場合は「線ひずみ」といい、面積を考えた場合は「面積ひずみ」という。また、体積を考えた場合は「体積ひずみ」といい、角度を考えた場合は「せん断ひずみ」という。

地球の地殻にひずみが蓄積し、そのひずみが限界に達して岩盤が耐えられなくなったときに、蓄えられたひずみエネルギーが断層運動によって一気に解放されて地震波(弾性波)が放出される現象のことを「地震」という。地震の原因やメカニズムは長らく解明されていなかったが、今日では地殻にたまったひずみの解放によって地震が発生するという説が有力である。地下の岩盤の変形(伸び縮み)は「ひずみ計」という計測装置によって計る。