体積(たいせき)とは、物体が3次元空間中において、どれだけの大きさを占めているかを表す物理量である。体積の単位としては、現在では国際単位系の組立単位である立方メートルないしは、国際単位系と併用することが許されている単位であるリットルが使われることがほとんどである。リットルは、液体や気体の体積をいう際に用いることが多く、液体や気体の体積を容積(ようせき)ともいう。一般図形の体積を求める際には積分を用いるが、立方体、直方体、球、柱体、錐体といった特別な図形の体積は、公式を用いて簡単に求めることができる。なお、体積の下限は、一辺の長さがプランク長の立方体の体積であり、これをプランク体積という。