くらの方
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くらの方（くらのかた、生没年不詳）は、戦国時代の女性。織田信秀の娘で、織田信長の姉。
生涯[編集]
父は織田信秀で母は不詳。彼女が嫁いだ大橋氏とは、尾張国津島に根を張る有力な豪族で、信秀に早くから従っていたので、信秀から大橋重長が娘婿に迎えられたのだといわれている[1]。
『系図簒要』では「信長公姉」、『張州雑志』では「重長が妻は信長公の御姉くらの御方也」とあり、信長の姉だったことが明確に記録されている。ただし、彼女の経歴や生没年などについては不詳である。なお、これらの記録では、くらの方と大橋重長の間には、大橋長将のみが子息とされており、もう1人の子である織田信弌については生母が不詳である。ただし、重長の子で織田姓と「信」の偏諱が許されて連枝衆にまで迎えられていたことを考えると、彼もくらの方の所生という見方が非常に強い[2]。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
参考文献[編集]
- 岡田正人 『織田信長総合事典』 雄山閣出版、1999年。。