おそで (徳川家慶側室)
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おそで(生没年不詳)は、江戸時代後期の女性。江戸城大奥の中臈で第12代将軍・徳川家慶の側室[1]。
生涯[編集]
素性に関しては不明で、氏名が伝わっていない叔母が徳川家慶の侍妾であった縁から大奥に奉公に上がり、そこで御中臈になって家慶に寵愛を受ける身となり、さらに懐妊までしたという。しかし、家慶の子を懐妊したことに嫉妬した叔母からいじめを受け、ある日叔母に縁から突き落とされて流産し、おそで自身も間もなく没したという[1]。
おそでの死後、叔母は自らの鏡におそでの影が映ったので恐れ、水で手洗いする際にはおそでの姿が映ることを恐れて水をかき分けて使うほどだったという[1]。