Wiki記法によるテキスト上でのHTMLの扱い

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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Wikiシステム上では、サニタイザWikiエンジンごとに動作が異なることがあるため、「これは使える」「これは通る」「これは通らない」といったことについて配慮する必要がある。本来はサニタイザを通ったテキスト(コード)はそのまま通るのが Wikiエンジンだが、入力されたテキストをHTMLのコードに落とすときに予想外のトラブルが起きることがある。

  • いかにも Wiki 記法

を除くと大雑把に分けると三種あり、

  • HTMLそのまんま。これはたいてい無事に通る。
  • HTML 風だが、じつは Wiki 記法。これが意外に厄介で、自前の環境上のブラウザでサニタイザを通したコードがうまく通らないことがある。
  • Wiki エンジンは同じでも、オプションが入っているかいないかで使えたり使えなかったりする。これはブラウザがサポートしていないだけの話なので、ブラウザがアップデートされると自然に直ったりする。「HTML 5 と css2 で通るか通らないか」程度の話ではある。

といった区分がある。

概要[編集]

Wiki記法ほかのページに複数の記述があるが、「まとめ」にあたるページがいまのところ存在していない。
そのため暫定的に立てたページであるので、編集者(およびユーザ)によって整理され、結果的二本ページが削除されても問題はない。
改行はWiki記法(Mediawiki)においては「改行二つ」(つまり空行)によって改行を表すが、長文の場合はそのぶん長くなるため、 HTML の<br>を明示的に突っこむユーザもいる。このとき、<br>と書くか</br>と書くか<br/>と書くかにはそれぞれ意見があり、「始まったら終わらないと落ちつかない」「始まってもいないのに終わるのはおかしい」「そこで完結することを明示的に示しているのだから潔い」といった立場がある。
この件に関しては、私は</br>派だったが、指摘を受けて<br>に鞍替えした。「それ単独で完結するタグ(<hr>など)は辞書で持っておけばいい」からである。とはいえWiki 記法と競合する部分もあり、<br>のあとに改行を入れるとWikiエンジンの挙動と競合してインデント(字下げ)が思ったようにゆかないといった問題もある。これは「分数」においても同様であり、Enpediaでは<math>が使えるのでそちらを推奨したい。

brタグについて[編集]

本来なら上の記載に加筆すべき内容であるが、暫定的なページであるため節を分けて書き残す。

brタグはどのように書いてもMediaWikiのパーサが <br /> に統一してくれる(ページを右クリックして「ソースを表示」から確認してみよう)ので、特にこだわる必要はない。のだが、 </br> はHTMLの歴史的事情のどこにも登場しない明確な間違いなので避けておくのが無難だろう。

HTML 2.0 - HTML 4.01
  • <br> - 空要素のため、開始タグのみ記載する
XHTML(HTML 4.01 と HTML5 の間の迷走期に制定されたが、厳格さを求めすぎて誰も準拠できず企画倒れに終わった規格)
  • <br /> - XMLの仕様により、空要素は必ず明示する必要があった
  • <br/> - 空要素の明示方法のひとつ。XHTMLに非対応のブラウザがタグ名を「br/」と解釈してしまい正しく動作しないため、非推奨
  • <br></br> - 空要素の明示方法のひとつだが、中身が空であることを保証できないため非推奨
HTML5, HTML Living Standard(現在)
  • <br> - 先祖返り。空要素の明示は必要なくなった。
  • <br /> - 一応これも許可されている。スラッシュは何の意味も持たない文字列として無視される。

参考文献[編集]

脚注[編集]


関連項目[編集]


その他[編集]

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