Ubuntu

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Ubuntu
開発者 Canonical/Ubuntuプロジェクト
OSの系統 Unix系/GNU/Linux
開発状況 活動中
ソースモデル 自由/オープンソースソフトウェア
初版 2004年10月20日 (20年前) (2004-10-20)
最新安定版 Ubuntu 24.04 Noble / 2024年4月25日 (10か月前) (2024-04-25)
アップデート方式 apt/Snap
パッケージ管理 dpkg
カーネル種別 モノリシックカーネル
既定のUI GNOME
ライセンス GPL及びその他のライセンス
ウェブサイト http://jp.ubuntu.com

Ubuntu(ウブントゥ)とは、Debianから派生したGNU/Linuxディストリビューションの一つ。"Ubuntu"という名称は「他者への思いやり」という意味のズールー語。大部分が自由/オープンソースである。

概要[編集]

カノニカルとUbuntuコミュニティが開発するGNU/Linuxで最もユーザーが多いディストリビューション。
最新版では軽量で使いやすいOSである。デスクトップ版とサーバー版があり、どちらも半年ごとにリリースされる。また、2年ごとにLTS版がリリースされる。現在の最新版は24.10、LTS版は24.04。
OSの提供自体は無償で行われているが、企業向けのサポートやトレーニングが有償提供される。
UbuntuはDebianから派生。Ubuntu創始者のマーク・シャトルワースも元はDebian開発者の一人。ひょんなことからCanonicalを設立、Ubuntuを立ち上げた。Ubuntu立ち上げ当初は功績の横取りやら技術者のヘッドハントやらと、Debianコミュニティとの仲は殺伐としていたとか。今は特にそのようなことはない。
UbuntuはCanonical Ltd.及びコミュニティにより開発されている[1]
パッケージ管理システムSnap(ソフトウェアと、依存するモジュールを一緒にパッケージングして配布する形態。カノニカルが運営するが、バックエンドがプロプライエタリであることなどから、物議を醸している。[2]そのうえ、Ubuntuは強引にSnapを広めようとしている。[3]
使いやすさ重視の方針により、ファイルエクスプローラーやSnap Store、Firefox、Libreoffice などがプリインストールされている。その反面か、Debianと比べて動作が少し重たい。

システム要件[編集]

  • クロック周波数2GHz以上かつデュアルコア以上のCPU
  • 4GB以上のシステムメモリ
  • 25GB以上のストレージ空き容量

Windowsからの移行方法[編集]

  1. Ubuntu Japanese Team から最新版isoをダウンロード
  2. iso書き込みソフト「Rufus」でGPTを選択しUSBに書き込み
  3. パソコンの電源を入れる際に各PC固有の操作でBIOS/UEFIを出して、USBを選択し起動
  4. 画面の指示の通りにインストール

派生ディストロ[編集]

Ubuntuには、知名度の大小問わず様々な派生ディストリビューションが存在する。


デスクトップ環境[編集]

デスクトップ版の既定はGNOME。しかしながら、他のデスクトップ環境で名前を変えてリリースされており、これらはフレーバーと呼ばれる。[4]主なものとして、

が挙げられる。その他、特定の地域向けのものや、使用用途向けのものも存在する。

サーバー版には既定ではデスクトップ環境は導入されないが、taskselなどの機能を用いてデスクトップ環境を導入することも可能。しかし、動作が重くなりがちなため基本的にはコマンドライン運用を推奨する。

外部リンク[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]