オープンソース
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オープンソース(Open Source)とは、機器やソフトウェアの設計や構造、ソースコードが公開され、誰でも利用、複製、配布できるような状態にあること[1][2]オープンソースであるソフトウェアを、Open Source Softwareの頭文字からOSSと呼ぶ。
なお、オープンソース・ソフトウェアでは、ソフトウェアやサービスによる収益は見込めないというのは、誤解である。[3]
オープンソースソフトウェア[編集]
オープンソースソフトウェアの利点は、世界中の技術者の目に常に触れられるため、セキュリティ問題等が指摘されやすく、限られた開発者のみが参加できるプロプライエタリ・ソフトウェアに比べ安全であるとされる。[4]
また、複製やその再配布が許可されているため、特定の利用者層や利用目的に特化したソフトウェアを作る場合も、基礎となる部分をOSSから利用することで、より容易に開発を進めることが出来る。
OSSと相性の良い概念・ソフトウェアとして、再配布可能、改造可能など著作権上の課題をクリアするコピーレフト等のライセンス(Apache License、MIT License、GPL、Creative Commons License、etc…)や、バージョン管理システムGit、誤作動・バグ・セキュリティホールなどの問題を報告・管理するイシュートラッカーシステムなどがある。
例[編集]
- Android - Googleが開発したモバイル用OS。
- Mozilla Firefox - Webブラウザ。
- GNU/Linux - UNIX互換のOSファミリ。
- Minetest - Minecraftに類似したソフトウェア。
- Libreoffice - オフィススイート。
- WordPress - オープンソースのCMS。
- MediaWiki - ウィキソフトウェア。Enpediaにも使われている。
オープンソースハードウェア[編集]
オープンソースハードウェアでは、ハードウェアの構造としてCADデータやプリント基板設計データ、またそれらを最低限動作させるのに必要なソフトウェアが公開される。
例[編集]
- Arduino - ハードウェア制御用ボード。
- FarmBot - オープンソースの農業用ロボットシステム。
- OSVehicle - オープンソースの自動車。
- HACKberry - オープンソースの筋電義手。
- 生物 - ある意味DNAがオープンなので、オープンソースのハードウェアと言えるかもしれない。