Uber Eats首都高配送事件
ナビゲーションに移動
検索に移動
Uber Eats首都高配送事件(ウーバーイーツしゅとこうはいそうじけん)とは、2020年(令和2年)5月12日に発生した、交通事犯(道路交通法第八条違反事件)である。Uber Eats配達パートナーと見られる人物が、自転車によって首都高速4号新宿線の上り線、幡ヶ谷出入口から新宿出入口までを走行した疑いがある。
事件の経過[編集]
5月12日の昼0時25分頃、警視庁に、首都高速4号新宿線を走行する自転車がいると通報があった[1][2]。通報によると、走行していたのはUber Eatsのかばんを背負った、男性と思われる人物が運転する自転車で、警視庁高速隊が現場に急行したが、すでに高速道路を出た後だった[2]。
この男性は、初台出入口付近で撮影され、ソーシャルネットワーキングサービスのTwitterに投稿されている[3]。
5月13日には、この男性が経堂駅付近で警察官と同行する目撃情報が、インターネット上に寄せられた。
事件の背景[編集]
この事件の背景には、日本における2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響の一環として、テイクアウトやデリバリー(出前)需要が増大したことがあると見られている[1]。警視庁は、自転車利用ルールの周知徹底を図るとしている。
警視庁および首都高速道路株式会社は、自転車等の首都高速道路侵入事例が増えているとして、対策に乗り出している[4]。こういった事例の中には、スマートフォンのナビアプリに従って走行中、高速道路に行き着いたものも多く、Uber Eatsアプリが首都高速道路を利用する経路を推奨しているとの情報もある[5]。
自らの危険を顧みずに配達時間の短縮を図った配達員には称賛の声もある[6]一方で、道路交通を危険に晒す不適切な行動であるとの批判も寄せられている。