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SAPICA

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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SAPICA(さぴか)とは、札幌市交通局ICカードである。

カードの概要[編集]

SAPICA自体が導入されたのは、2009年1月30日のことである。実質札幌市交通局で昔からあった「共通ウィズユーカード」の後継カードである。 名称の由来は「サッと取り出して、ピッと利用できるSapporoのICカード」から名付けられた。 導入初期は共通ウィズユーカードや昼間割引カード、ドニチカキップなどの割引券が充実していたため枚数は伸び悩んでいたが、2014年に共通ウィズユーカードが廃止され、それ以降札幌市内のバス会社の多くがSAPICAを採用したことにより、枚数は現在も増加している。

SAPICAの種類[編集]

無記名SAPICA[編集]

  • 大人用限定。
  • 汎用タイプのカードで、紛失時の再発行は不可能。
  • 地下鉄のSAPICA対応券売機または定期券券売所で購入可能。
  • 発売額はデポジット(乗車料金に使用不可。解約時に返金)500円とチャージ1,500円の計2,000円。

記名SAPICA[編集]

  • 無記名SAPICAの表面下部に氏名を記載したタイプのカード。こちらは紛失時の再発行が可能である。
  • 大人用はSAPICA対応自動券売機や定期券発売所にて、こども用は駅の窓口や定期券発売所にて購入が可能。
  • 購入時に氏名・生年月日・性別・電話番号の登録が必要。
  • こども用は1人1枚のみ発売で、有効期限がある(12歳の誕生日の前日以降の最初の3月31日まで)。購入には健康保険証等の公的証明書が必要である。
  • 発売額はデポジット(乗車料金に使用不可。解約時に返金)500円とチャージ1,500円の計2,000円。
  • 発行枚数は約190万枚(2022年3月末現在)。

SAPICA定期券[編集]

  • 記名SAPICAに定期券機能がついたもの。基本機能は記名SAPICAと同様。
  • 発売額はデポジット500円と定期料金(継続購入の場合は定期料金のみ)。なお、地下鉄のみの磁気定期券を持っている場合、有効期間が残っていても、デポジットである500円を払うだけで有効期間を引き継いだSAPICA定期券への移し替えができる。
  • 北海道中央バスではSAPICA定期券発行開始日以降、自社のバス路線完結かつSAPICA利用区間で完結する定期券に限ってSAPICAでのみ発行している。
  • ジェイ・アール北海道バスでは2020年3月1日以降、札幌地区での定期券はSAPICAでのみ発行している。SAPICAエリア外である深名線は対象外。

クレジットカード一体型SAPICA[編集]

  • 2011年4月22日より、北海道の地元密着型銀行である北洋銀行が提携カード「clover SAPICA」を発行している。
  • 定期券機能を裏面に追加が可能。